大型複合施設「表参道ヒルズ」の東側に位置する別館で、旧同潤会青山アパートの再生施設「同潤館」2階の「ギャラリー同潤会」(TEL 03-5410-0660)では2月11日より7日間、「同潤会記憶アパートメント展 Vol.5」を開催する。「同潤会アパートメント展」は2002年より、同名のプロジェクトによって、旧同潤会アパートメント3号館の「ギャラリー夢どうり」や、隣接するビル2階の「カフェ クリエ」で開催されてきた。5回目となる今回は、会場を約30平米のギャラリースペースに移し、解体の様子などを撮影した写真や、アーティストによる絵画作品を展示するほか、解体直前まで続けられた実測調査を元に作られた図面を初公開する。また、囲いを付けた携帯ゲーム機「PSP」を覗くと、旧アパートを立体視できる試みや、ドキュメンタリー映像の上映も行う。その他の展示品は、取り壊された外壁の一部や住居表示プレートなどアパートの備品、今までに行われた4回の展覧会場でカードや札に書かれた200点以上のメッセージなど。会場では、限定の切手・はがきセットを販売するほか、1日限定10人に切手が進呈される。入場無料。(写真=同潤館)
同潤会記憶アパートメント