NTTドコモ（千代田区）とタワーレコード（品川区）は11月7日、両社が業務提携を目的とした資本提携を実施することで合意したと発表した。NTTドコモが増資引き受けなどで、タワーレコードの発行済株式総数の42％となる普通株式を約128億円で取得するもので、同社はこれによりタワーレコードの筆頭株主となる。実施は11月下旬を予定している。同日行われた会見では、NTTドコモが提供を予定している「おサイフケータイ」を使った新クレジット決済サービスのモデル店として、タワーレコード店舗で同サービスの導入を検討するほか、「おサイフケータイ」機能を使ったサービスとして、ポイントサービスや店頭マーケティング、販促キャンペーンなどを行う予定だという。一方、2005年10月にタワーレコードが米国の音楽配信大手ナップスター社と新会社「ナップスタージャパン」を設立したことなどを受けて、音楽配信に関する質問が集中したがタワーレコードの伏谷博之社長は「積極的に深く検討中」と回答するに留まった。タワーレコードは現在、「タワーレコード」78店舗と、「WAVE」31店舗を展開している。（写真＝NTTドコモの夏野剛執行役員とタワーレコードの伏谷博之社長）
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