東京都が手掛けるアート・カルチャーの複合施設「トーキョーワンダーサイト渋谷」（神南1、渋谷区立勤労福祉会館内、TEL 03-3463-0603）が7月22日、正式オープンする。同施設は、若手アーティストの育成と支援を目的に開設している「トーキョーワンダーサイト」（文京区）に次ぐもので、施設内には5月29日、ラヴ（広島市）が手掛けるカフェ「kurage和カフェyusoshi」が先行オープンしている。22日のオープニングイベントでは、野田凪さんの映像作品にも参加するパフォーマンスユニット「KATHY」が公演を行うほか、7月23日より8月14日まで、「最初から、ゼロから。」を意味する「from scratch（フロム・スクラッチ）をテーマに館内各所で各種展覧会・イベントを開催する。期間中、アーティストのブラッドレー・タリーさんとジャクリーヌ・タリーさんが「シアトルの若者のホームレス」をテーマに「エンデュランス」を展示するほか、デザイナーの津村耕佑さんが「ペットボトルの使い方」をテーマに、衣装やアウトドア・キャンピングツールなどの作品を展開。また、都主催の公募展「トーキョーワンダーウォール」やストリートペインティングでも活躍するアーティスト、桑久保徹さんや牡丹靖佳さんがそれぞれ「花」をテーマに描いた作品を展示・販売する。その他、瀧健太郎さんとビデオ・アートセンター東京による映像インスタレーションを開催するほか、同23日、24日、30日には、宇川直宏さんや生意気、小山登美夫さん、奈良美智さんなどがトークイベントを行う。入場無料。
トーキョーワンダーサイト渋谷