買う

米ハンズフリーシューズ「キジック」日本上陸 代官山に初限定店

動くことを中心としたライフスタイルに合わせて作られている「Athenes 2」

動くことを中心としたライフスタイルに合わせて作られている「Athenes 2」

  • 2

  •  

 米発ハンズフリーシューズブランド「Kizik(キジック)」の日本初となるポップアップストアが4月19日、代官山(渋谷区猿楽町)にオープンする。

ポップアップショップの外観

[広告]

 ハンズフリーシューズは手を使わずに立ったまま履ける靴で、近年さまざまなシューズブランドから販売されている。同ブランドは、スタートアップが集まっているユタ州で数学者のマイク・プラットさんが立ち上げたHandsFree Labs, Inc.が2017年に発売。2019年にはナイキ社が出資しライセンス契約を締結。当初はECで展開していたが昨年から直営店展開を始め、米国内では2022年~2024年の3年間で累計300万足以上を売り上げている。

 昨年10月に丸紅コンシューマーブランズが米KIZIK Design, LLC.と日本国内における販売代理店契約を結び、2月に日本公式オンラインストアを開設した。同ブランドは今季、日本だけでなく台湾やイギリスなどグローバルの展開を始めており、丸紅コンシューマーブランズも新たなブランドを探していた中で両社が出合ったという。利便性だけでなく、靴を脱ぎ履きする機会が多い日本の生活様式に合っていることや、共働きや高齢化社会などに対する課題解決ができる要素があると考えたことなどから、日本での展開を決めた。

 日本人への周知を図ることを目的にする中で、日本人とインバウンド客の「バランスが良い」ことや、コミュニケーションのメインターゲットに据えるIT系やスタートアップ企業など「忙しく過ごしている人」「最先端の技術やファッションを楽しむ・発信する人」などが集まる場所を検討し、「洗練されている」エリアでもある代官山を選んだ。同所での反応を踏まえて今後は当面、国内各地でポップアップを展開していく予定。

 他ブランドのハンズフリーシューズは、固定したかかとに靴ベラのようなものを備え、滑り込ませて履くタイプが多いという。同ブランドの靴は、主に樹脂製のパーツをかかとに備えているのが特徴で、かかとを潰して履く。同パーツはバネのように、履くときは沈み履いた後は元の位置に戻るようになっている。同パーツの形状は20種類以上を開発しており、申請を含めて200以上の特許を持っている。リペアなどは現在対応していないが、パーツの耐久テストは3万回(1日に5回着脱する計算で10年間分)行っているという。

 取扱商品は、日本公式オンラインストアで取り扱う8モデル(46色)。動くことを中心としたライフスタイルに合わせて作られている「Athenes 2」(2万4,200円)、レザーを使う「Paris」(2万7,500円)、ブランドの中で「随一」というクッション性を備えレースロック(結ばずに履ける伸縮性のあるゴムひも)を採用する「London」(2万6,400円)、人間工学に基づいたテクノロジーをデザインに落とし込み、スエードとテキスタイルを使う「Monaco」(2万5,300円)など。かかと部のパーツをアッパーの内側に備えるキャンバススニーカー「Prague 2」(1万9,800円)、コートスタイル(コートスポーツで履くシューズをモチーフにしたスタイル)のキッズ向け「Kids’ Brewster」(1万1,000円)なども展開する。

 営業時間は11時~19時。5月18日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース