
渋谷駅前交差点(渋谷スクランブル交差点)に面し、昨年12月に閉店した老舗薬局「三千里薬品 神南店」(渋谷区神南1)跡に4月、レンタルスペース「三千里跡地」がオープンする。経営は三千里薬品商会(目黒区)。
同店は1962(昭和37)年、「三千里薬品」の1号店として開業。赤と青の特徴的なロゴや電飾の看板、店から流れる「三千里、三千里、渋谷の三千里~」といったBGMなどが、渋谷駅前のランドマークの一つとして長年親しまれたが、昨年12月31日に72年の歴史に幕を閉じた。
新店は、三千里薬品の跡地を白を基調としたレンタルスペースに改装。広さは、地下1階=28平方メートル、地上1階=25平方メートル、同2階=25平方メートル。借り手によってラッピングや装飾のアレンジができるようにシンプルな内装に仕上げたという。施設自体へのラッピングや、屋外ビジョン(約285インチ)でのCM上映にも対応する。電源やWi-Fiに加え、2階には水道なども設備している。設営は24時間可能で、営業時間は9時~24時。
レンタルスペースは、神宮前交差点の商業施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」のミュージックコミューン「YORUHARA MUSIC CLUB」を手がけるNoobと業務提携し、企画・運営を手がける。次世代のクリエーターやブランドを交えた「クリエーションの場」として、コンテンツも発信していく予定。
4月1日からホームページで問い合わせなどを受け付けている。