![店舗外観イメージ](https://images.keizai.biz/shibukei/headline/1739422120_photo.jpg)
英ライフスタイルブランド「Cath Kidston(キャス キッドソン)」の再上陸1号店「Cath Kidston表参道店」(渋谷区神宮前4)が3月6日、表参道にオープンする。経営はライフスタイルストア「PLAZA」などを展開するスタイリングライフ・ホールディングス(新宿区)。
1993年にロンドンで誕生した同ブランドは、アップサイクルの家具やビンテージ商品の販売からスタート。花柄など手描きのプリントを施した商品で知られ、シグネチャーアイテムのバッグをはじめ、アクセサリーや家庭用品、アパレルなどを展開している。
日本では2002(平成14)年にユナイテッドアローズが取り扱いを始め、上陸を果たした。単独店も出店したが、英キャス キッドソン社の資本構成変更を受け店舗運営を終了。2010(平成22)年にサンエー・インターナショナルが輸入販売権・ライセンス権を取得し、店舗展開。2015(平成27)年からは英キャス・キッドソン社の100%子会社キャスキッドソンジャパンが事業展開していたが、同社は新型コロナウイルスの影響を受け2020年に破産していた。
スタイリングライフ・ホールディングスは昨年、赤坂の「PLAZA NEWSSTAND」で、キャス キッドソンとハリーポッターのコラボレーション商品を独占展開した際の反響を受け、5月に日本市場における独占輸入販売権とマスターライセンス権の取得を発表。2024年秋冬シーズンから展開を始めた。
旗艦店に位置付ける表参道店の店舗設計は、ジョージクリエイティブカンパニーが担当。「キャス キッドソンの遊び心とモノづくりのストーリーに出会える場所」をテーマにする店舗は、「明るくカラフルな柄」を使うほか、壁面には同社のヘッド・オブ・クリエーティブのホリー・マーラーさんがアートを手描きする。BGMには、バンド「The fin.」のYuto Uchinoさんが作曲した音楽を流す。スタッフのユニホームなどはスタイリストの山本マナさんがディレクション。ブランドを象徴するストライプ柄を基調としたビッグサイズシャツを着用する。
イギリスの「伝統的な」ハンドペイントプリントのバッグを中心に、雑貨やテーブルウエア、アジア限定のアパレルコレクションなど約450種類のアイテムをラインアップ。日本限定商品となるトートバッグやスマートフォンを肩や首などから下げるための「スマホショルダー」、ポーチやキャリーケースの上に載せて持ち運べるトートバッグなどの「トラベルシリーズ」なども展開。アクセサリーブランド「Liquem(リキュエム)」とコラボレーションしたリボンやパールを使うリング(4,400円)やピアス・イヤリング(各5,500円)、ニットブランド「KNT365(ケイエヌティサンロクゴ)」とコラボレーションした同店限定デザインのマチ付きショルダーバッグ(7,700円)なども取り扱う。
エントランスにはアイスクリームショップを併設。アイスクリーム(2フレーバー580円~980円)は、カルダモンミルクティーやベリーレアチーズケーキなどに加え、六本木のデザート店「パティシエール マヨ」のオーナーシェフ宮田真代さんとコラボレーションした、同ブランドの柄をイメージしたバラやベリーのフレーバーのジェラートなども用意する。
営業時間は11時~20時。