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恵比寿で荒木飛呂彦さん描き下ろし美人画展示 「ヱビスビール」コラボで

荒木さんが描き下ろした「ビーチパトロール」

荒木さんが描き下ろした「ビーチパトロール」

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 「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなどで知られる漫画家・荒木飛呂彦さんとヱビスビールがコラボレーションした企画展「美人画で巡るヱビス」が2月13日、恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)内にあるヱビスビールブランドの体験拠点「YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)」で始まる。

荒木さんが描き下ろした「ウエスタン」

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 今月25日のヱビスビール発売135周年記念と、13日の荒木さんが描き下ろしたイラストをデザインするヱビスビール缶発売に合わせた企画。「美人画」をテーマに、ブランドの「過去・現在・未来」を紹介し、「より深い」ブランド体験の提供を図る。

 同ブランドが誕生した明治時代には美人画を起用した広告が多く、ヱビスビールでも明治後期から広告に起用するなど、美人画は「ヱビスビールの歴史」だという。

 こうした背景を受け、荒木さんが描き下ろしたのが、「現代的にアップデート」した美人画。デザインは、350ミリ缶「ウエスタン」と500ミリ缶「ビーチパトロール」の2種類。荒木さんは自身の絵が「見ながら飲まれる」ことを想像したほか、「季節感やシチュエーション、どこで飲んだら癒やされ、ゆっくりできるかを描きたかった」と振り返る。

 美人画を「描いたことがない概念」だった中で、メインとなる女性は「どちらかと言うと活動的な」キャラクターにした。缶のパッケージになることから背景は描き込まずに、「(女性の)コスチュームの中に風景を入れる」イメージで仕上げた。

 ビーチパトロールは、白い着物にヤシの木やバナナの葉、南国の花などを描き、帯留めに太陽を、髪留めにイルカを、それぞれあしらっている。暖色を基調にするウエスタンは、「西部の荒野」を想起させるモチーフとして馬を駆るカウボーイや蹄鉄、羽飾り、太陽などをオレンジの着物に描いている。館内では原画と、3メートルに拡大プリントしたものを展示。缶に印刷する際に使う色数に限りがあるため、展示している原画と缶のデザインは異なる色使いになっている。

 荒木さんが描き下ろした、同ブランドのロゴにも使われている七福神の一柱「恵比寿様」のイラストも展示。大日本麦酒時代の1912(明治45)年、戦時中の販売停止から復活販売した1971(昭和46)年など、当時の広告を展示用に加工したポスターも並べ、ブランドの伝統も紹介する。

 館内の試飲スペース「タップルーム」では、荒木さんが命名したビール「受け継ぐ者」(1,500円)を数量限定で提供。注文客には荒木さんが描き下ろした恵比寿様のイラストが入ったコースターを進呈する。同様の恵比寿様をデザインしたスタンプも用意している。

 荒木さんが描き下ろした美人画をデザインするTシャツ(6,600円)やトートバッグ(4,400円)、ポーチ(3,520円)、コースター(1,100円)、ステッカー(660円)などのグッズも販売する。各種1人2点まで。支払いはキャッシュレスのみ。

 開館時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~19時、3月10日は16時~)。入場無料。火曜定休(祝日の場合は翌平日)、今月16日は休館。5月31日まで。

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