見る・遊ぶ

表参道で「来る世界2075 テクノロジーと崇高」展 作家が2075年表現

井田大介さんの「Synoptes 2023」

井田大介さんの「Synoptes 2023」

  • 1

  •  


 企画展「来る世界2075 テクノロジーと崇高」が2月11日から、表参道の商業施設「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)4階のギャラリー「GYRE GALLERY」(TEL 0570-05-6990)で開催される。

アンドレア・サモリーさんの「 Chimera 1.1 2023」

[広告]

 AIやバイオテクノロジーの進化や技術が引き起こす畏怖や不安を「技術的崇高」と呼び、50年後の2075年=「来たる世界」を断片的に描写。「自然環境に適応する人間の変容と未来社会の可能性」を問い直すという。

 参加するのは、イタリア出身で東京を拠点に活動するビジュアルアーティストのアンドレア・サモリーさん、彫刻家の井田大介さん、画家の牧田愛さん、アーティストで研究者のイオナ・ズールさん。

 サモリーさんは、ポストヒューマン、トランスヒューマンの未来に対する現代の不安や希望を反映し「不条理な新しい自然の創造」を掘り下げた立体作品「キメラ」シリーズなどを出品。井田さんの「Synoptes (シノプテス)」は、監視システムを指す言葉「パノプティコン」の語源になったギリシャ神話に登場する複眼の巨人「アルゴスパノプテス」と、ノルウェーの社会学者故トマス・マシーセンさんが提唱した「シノプティコン」という概念をかけ合わせた造語。アルゴスパノプテスをベースに、現代の人間の姿を表現した彫刻作品となっている。

 開催時間は11時~20時。入場無料。3月16日まで。今月27日は休館。  

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース