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原宿で「からくりの森」展 機械式腕時計部品使った作品

セイコーウオッチのデザイナーによる「回遊する時」

セイコーウオッチのデザイナーによる「回遊する時」

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 機械式腕時計の特性などを伝える展覧会「からくりの森」が現在、原宿駅近くの商業施設「ウィズ原宿」(渋谷区神宮前1)1階のセイコーウオッチの発信拠点「Seiko Seed」で開かれている。

「動力ぜんまい」を使う小松宏誠さんの「ばねの羽」

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 同社のデザイナーに加え、アーティストの小松宏誠(こうせい)さん、4人組のエンジニアリングデザイン集団「siro」、「SPLINE DESIGN HUB + siro(スプライン・デザイン・ハブ + シロ)」を迎え、機械式腕時計の動きからインスパイアされ制作した作品を展示する。

 「回遊する時」は、セイコーウオッチのデザイナーが手がけた作品。腕時計機構の分針を車輪のような円形のパーツに置き換え、機械がどのように動くのか「まだ見ぬ動きの可能性」を提示する。機械式腕時計の部品「動力ぜんまい」の円形に並んだばね上の連続体をねじった「ばねの羽」は、小松さんが制作した。

 SPLINE DESIGN HUB + siroの「時の足音」は、「楽しい時間はあっという間に過ぎるのに対し、退屈な時間はなかなか過ぎない」などの時間の感じ方を表現。常に流れ続ける時の普遍性を表現した円形の土台と、生き物の象徴としてその上を歩幅を変えながら不規則なリズムではねるロボットで構成している。

 開催時間は11時~20時(水曜のみ14時~)。入場無料。12月8日まで。

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