映画「エターナル・サンシャイン」が10月11日から、渋谷駅近くのミニシアター「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」（渋谷区渋谷1）で特別上映される。

　同作制作20周年を記念し、35ミリフィルムで上映する。同作は2004年に米で公開され、アカデミー賞で脚本賞を受賞した。今年4月に日本公開された「パスト ライブス／再会」の劇中で言及されているほか、同作が「大好き」というアリアナ・グランデさんが同作と同名のアルバムを3月に発売。映画レビューサービス「Letterboxd」が5月に発表した「最もファンの多い映画ランキング」では第6位にランクインするなどしている。

　同作は、「失恋の痛みを忘れるために記憶を消せるとしたら？」という「もし」を描いたラブストーリー。主人公のジョエルは、元恋人のクレメンタインが自らの記憶を消す手術を受けたと知り、自身もクレメンタインとの記憶を消すため医院を訪れる。施術を受け記憶が消されていく中、「この記憶を消したくない」と思い始め、最後の記憶が消されようとする瞬間、記憶の中のクレメンタインが「忘れないで、また会いに来て」と語りかけられる。次の日の朝を迎えたジョエルは、本当の愛と向き合うこととなる物語。

　米プロデューサーで演奏家のジョン・ブライオンさんが手がけた劇中のサウンドトラックも印象的で、故マック・ミラーさんやプーマ・ブルーさんらが自信の楽曲にサンプリングしている。

鑑賞料は一般1,900円ほか。今月17日までの上映時間は13時30分～、19時15分～。18日以降は未定。