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渋谷スクランブルスクエアに「立喰鮨かきだ」 人気すし店が初の立ち食い業態

ウニ・イクラ・大トロも入る10貫盛り(3,000円)

ウニ・イクラ・大トロも入る10貫盛り(3,000円)

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 立ち食いずし店「立喰鮨(たちぐいずし)かきだ」が9月13日、渋谷スクランブルスクエア(渋谷区渋谷2)2階にオープンする。経営はユニポテンシャル(代々木1)。

現在店のガラス面に掲出されているオープンを告知するポスター

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 渋谷スクランブルスクエアの中でも、渋谷駅東口交差点の上に架かる「渋谷駅東口歩道橋」に面してファサードがある特徴的なテナントに出店する同店。立ち食い形式で、「握りお任せ10貫盛り」を3,000円で提供する。

 人材サービスや建設業を手がける同社が、すし店で飲食業に進出したのは2022年7月。コロナ禍で飲食店が営業を控えるなどする中、「元々すしを食べることや釣りが好きだった」という蛎田一博社長が「賄い」として社員に海鮮丼を振る舞っていたことがきっかけで、8席のみの店舗を有楽町で始めた。「『男のロマン』で予約困難店にしたい」と当初は海鮮丼を提供し、連日行列ができる人気店になったが、「今度はすしを握ってみよう」(蛎田社長)と思い立ち、独学で握り方を学んだという。

 すしを提供するようになってからも、SNSのDMで受け付けていた予約は「多い時で500通ほどが届き、常に埋まっている状態」という人気店に。ビルの老朽化もあり、2023年1月には信濃町に移転。変わらず「予約困難」な状況の中、新宿の「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」から出店依頼があり、2023年7月に同所に移転。「100席を超える店で客単価1万円を超えるすし店は他にない。面白いと思った」と、小規模の店から140席の大型店にシフトし営業を続けてきた。

 渋谷スクランブルスクエアにオープンする新店も「さらに新しい挑戦」と捉え、「立ち食いずし」業態に挑む。収容人数は20人。主力の「お任せ10貫盛り」は、「10貫の中にウニ、大トロ、イクラが入っているのが特徴」だという。「食材原価率は50%ほど。新宿の本店より1貫当たりの魚を大きくして、1貫18グラムで切りつける。10貫でおなかいっぱいになって帰ってもらいたい」と話す。シャリは「新潟のコシヒカリと富山のササニシキを独自の割合で合わせ、精米後3日以内のものしか使わない。赤酢のシャリで、ミシュラン2つ星のすし店出身の職人と一緒に開発した」とも。

 握りのセットはほかに、5貫やウニ・大トロ・イクラ3貫(以上1,500円)も用意。ランチ需要なども見込み、テイクアウト専門メニューとして「エンガワ丼」「煮穴子丼」(以上1,500円)、「いなりずしセット」(1,000円)も販売。お任せ10貫セットはテイクアウトにも応じる予定。一貫ずつのアラカルトは提供しない。

 会計はキャッシュレス決済のみで、「フードコートのように、先に購入していただき、番号札を渡してカウンターの中から受け取ってもらう仕組み」を採用する。

 営業時間は11時~23時。

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