渋谷駅西口と桜丘エリアなどを地下で結ぶ新通路「渋谷駅西口地下歩道」が7月21日に開通した。

渋谷サクラステージ（地下3階）とも直結

　JR渋谷駅では同日、新改札「新南改札」が供用を開始。同改札は、駅中心部から離れた位置にあった旧・新南改札を北側（原宿方面）に約250メートル移転したもので、JRの線路を上空で東西方面にまたぐ「渋谷駅南口北側自由通路」に面して開設。新たな地下歩道と改札が併せて供用を始めたことで、これまで国道246号線や線路で分断され行き来しづらかった渋谷駅周辺と桜丘エリアの移動が複層的にスムーズになった。

　地下道はT字状で、現在駅舎の建て替え工事が進む西口タクシー乗り場の246沿いに出入り口を開設。昨年11月に桜丘町に完成した複合施設「渋谷サクラステージ」と、バスターミナルを挟んだ向かいにある複合施設「渋谷フクラス」（東急プラザ渋谷）に、それぞれ地下で直結する。地下と上部を結ぶ縦軸の動線「アーバンコア」とも連携。2020年に完成したロの字形の「西口デッキ」も、両施設と2階部分で直結している。

　地下歩道の開通に伴い、この日から246の駅側の高架下の歩道と、そこから西口デッキにつながる階段が使用停止に。西口バスターミナルに沿って駅舎内を抜ける構内の通路も通行止めとなった。

　今月25日には、渋谷サクラステージの商業ゾーンのテナントが一斉オープンする。