渋谷区をホームタウンに活動するプロバスケットボールチーム「サンロッカーズ渋谷」（SR渋谷）のジョシュ・ホーキンソン選手と「アルバルク東京」（A東京）のテーブス海選手が、パリオリンピック（五輪）バスケットボール男子代表選手に選ばれた。

　1995年米国出身のホーキンソン選手は大学卒業後、日本の「Bリーグ」でプロキャリアをスタート。昨年2月に日本国籍を取得して以降日本代表として活動し、昨年のワールドカップ（W杯）ではパリ五輪出場権獲得に大きく貢献したことで一躍注目を集めた。208センチのビッグマンで、ゴール下や3ポイントシュートなど幅広いレンジからのシュートだけでなく、昨季移籍したSR渋谷では「ブロック王」に輝くなど守備でも貢献した。

　テーブス選手は1998（平成10）年兵庫出身。高校2年で渡米し、バスケットの本場でプレー。2020年からBリーグでプレーし、昨季A東京に移籍。強気なインサイドへのアタックなどを武器にメインガードとしてチームを引っ張り、CS出場に貢献。188センチと身長の高いガードとして守備にも自信を持つ。アンダー世代の日本代表としてプレーした経験も持ち、2022年のW杯予選で年齢制限のない日本代表に初めて選ばれ、同年のアジアカップなどに出場。

　両選手共に五輪出場は初となる。テーブス選手は「五輪に出られるのは素晴らしいチャンス。頭の中でも祭り。全力で楽しみたいし、チャレンジとして世界の選手とどれくらいマッチアップできるのかものすごく楽しみにしている」と話す。

　日本代表は直前合宿としてヨーロッパに遠征し、今月19日・21日にも試合を予定している。五輪の競技日程は7月27日～8月11日。予選ラウンドでは、世界ランキング3位で昨年のW杯覇者のドイツ代表、同9位で開催国のフランス代表、同12位でA東京でプレーするレオナルド・メインデル選手も名を連ねるブラジル代表と対戦する。