ギャラリー「ときの忘れもの」(南青山3、TEL 03-3470-2631)は8月17日より、アーティスト・瑛九(えいきゅう)の初期作品展「瑛九展 1936年 画家の出発」を開催。瑛九は、1911年に宮崎に生まれ、15歳で「アトリエ」「みずゑ」などの美術雑誌に評論を執筆、1937年長谷川三郎らと自由美術家協会創立に参加し、1951年にはデモクラート美術家協会を結成した作家で、油彩、フォトデッサン、銅版画、リトグラフなど様々な表現方法で作品を製作した。同展は、8月11から松濤美術館で開催される回顧展に先駆けて開催するもので、会場では、瑛九のデビュー作「眠りの理由」のほか、新たに発掘された、昭和11年に宮崎から上京した当時に持参したフォト・デッサンなど、初期作品20点を展示する。入場無料。9月11日まで。(日・月・祝日休廊)ときの忘れもの