渋谷駅周辺で3月16日、「第7回 渋谷ファッションウイーク」が始まった。同日渋谷モディ(渋谷区神南1)でオープニングセレモニーが開かれた。
2014年に始まった同イベントは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、ファッションを通じて渋谷を「国際文化観光都市」にすることを目指し開催。7回目を迎える今回は前回に引き続き「MADE IN SHIBUYA」をテーマに掲げ、「買う」「見る」「楽しむ」など、さまざまな形でファッションに触れあえるプログラムを展開するという。
参加するのは、109MEN'S、cocoti SHIBUYA、SHIBUYA109、渋谷ヒカリエ、渋谷ヒカリエ内の商業施設「ShinQs」、渋谷マークシティ、ルミネマン渋谷、渋谷マルイ、渋谷モディ、西武渋谷店、東急百貨店(本店・東横店)の12施設。各施設でリニューアルや期間限定店の出店、ワークショップなどを企画する。
今月24日には、渋谷の氏神である金王八幡宮(渋谷3)の参道をランウエーに見立てるファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」を開く。同フェスに参加する商業施設のショップ店員らがモデルとして参加するショーのほか、「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」を手掛ける坂部三樹郎さんと「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を手掛ける山縣良和さんがプロデュースする「東京ニューエイジ」がコレクションを発表する。入場無料。
オープニングセレモニーでは、アンバサダーとしてタレントの中川翔子さんを発表。「なぜ私が…」と驚いた様子を見せつつ、「14歳のころ、お年玉の1万円を持って(SHIBUYA)109に突撃したことがある」というエピソードを披露。今では「(渋谷)ヒカリエで待ち合わせをしたり買い物をしたりしている」という。ファッションは「心の色を表す装備」と話す中川さんは24日のファッションショーにも参加予定で、「どんな服装で歩こうか、今から楽しみ」と笑顔を見せた。
同イベントのナビゲーターを務めるファッションディレクター干場義雅さんは「12施設が一堂に会して発信することはなかなか無い。渋谷だからこそできるミックス感が楽しい」と言い、「渋谷の新しい魅力を発信できれば。世界に通じるクリエーターが生まれてほしい」と期待を込める。
長谷部健渋谷区長は「街の強みであるファッションを改めて発信するいい機会。新たな文化や価値が生まれれば。この機会に渋谷を楽しんでいただき、もっと好きになってもらいたい」と呼び掛けた。
営業時間は店舗により異なる。今月26日まで。