渋谷・NHKホール(渋谷区神南1)で3月4日・5日、ボーカロイド「初音ミク」と太鼓芸能集団「鼓童(こどう)」のコラボレーションライブが開かれる。主催はNHKとNHKプロモーション。
日本文化の魅力などを国内外に向けて発信するイベント「This is NIPPONプレミアムシアター」の第1弾企画。日本のコンテンツにさまざまな演出を加えることで新たな魅力の引き出しを図るという。今回は、「世界的に人気が高い」初音ミクと、「国際的な評価が高い」鼓童をコラボレーションに選んだ。
初音ミクは2007年に、クリプトン・フューチャー・メディア(札幌市)が発売。多くのクリエーターが作った楽曲をインターネット上に投稿したことでムーブメントとなり、近年ではバーチャル・シンガーとしてライブも行っており、昨年は国内に桑加えて北米や中国大陸もツアーで回った。佐渡を拠点に活動する鼓童は、1981(昭和56)年にベルリン芸術祭でデビュー。以降国内外で公演を重ね、2001年には日本人アーティストとして初めてノーベル平和賞コンサートに出演するなどしている。
公演では、初音ミクが日本初公開の楽曲を披露するほか、初音ミクの楽曲に鼓童の演奏が加わったり、鼓童の楽曲に初音ミクの歌やパフォーマンスが加わったり、太鼓をたたく初音ミクと鼓童の共演も予定する。
「This is NIPPONプレミアムシアター」は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の「東京2020(文化)」公認プログラムとして、2020年まで定期的に開催していく予定という。
開演時間は、4日=19時、5日=13時、19時。鑑賞料は、S席=6,900円、A席=5,900円、B席=4,900円。