原宿駅近くのカフェ「ネスカフェ原宿」(渋谷区神宮前1)に11月8日、保護猫カフェなどを手掛けるネコリパブリック(岐阜県)とのコラボレーションカフェが期間限定オープンする。
ネスレ日本(神戸市)のペット関連事業を展開するネスレ ユリナ ペットケア(以下ネスレ ピュリナ)、ネコリパブリック、雑誌「anan」(マガジンハウス)が共同で始める「ホゴネコ サポート プロジェクト」の一環。同プロジェクトは、ネスレ ピュリナの中長期ビジョン「真のペットケアカンパニーに発展すること」に向けた活動の第1弾として、猫の殺処分に着目した保護猫の里親探し活動支援。
期間限定カフェでは、店内にネコリパブリックが保護する猫の写真を飾るほか、活動内容などを紹介するパネルを展示。猫の等身大パネルには、保護猫になった経緯や個体の特徴などを知ることができるQRコードを付ける。ネコリパブリックのオリジナル猫グッズなども販売する。
期間限定メニューとして、イチゴアイスや生クリーム、キウイ、ピンクグレープフルーツ、ブルーベリー、コーヒーシロップを染み込ませた猫のシルエット型パンケーキなどの「SAVE THE CATパフェ」(780円)、猫の顔をラテアートで描く「SAVE THE CATラテ」(500円)を提供。両メニューを含め、コラボカフェ期間中の売り上げは全額、ネコリパブリックに寄付する。
同プロジェクトでは、ネコリパブリックから保護猫を引き取った新規の里親にネスレ ピュリナのキャットフード3カ月分を無料提供するほか、来年2月22日には「anan」の特別編集「ネコと暮らす。(仮題)」を発刊予定。売り上げの一部はネコリパブリックに寄付するという。
前日7日に同店で開いたプロジェクト発表会には、30年ほど猫を飼い続けているタレントのつるの剛士さんが出席。猫の魅力を「距離感」と言い、「家の中が明るく豊かになる。猫がいない生活は考えられない」と笑顔を見せた。環境省の発表によると本年度は1年で6万7000頭以上が殺処分されているという。「愛猫家として(殺処分の)現状があることを知らなくてはいけない。命のこともちゃんと考えていきたい」と話した。
「2022年2月22日までに、日本の猫の殺処分ゼロに」を掲げているネコリパブリックの河瀬朝花社長は「必ず実現できると思っている。広く知られるきっかけになるのでは」と期待を込める。「猫は長くて20年生きる。最後まで見守る覚悟を持って飼ってほしい」とも。
営業時間は11時~21時(初日は17時まで)。今月11日まで。