ハロウィーンが明けた渋谷で11月1日朝、ゴミ拾いをする人たちの姿が見られた。
平日にもかかわらず多くの人が集まったハロウィーン当日の渋谷。クラブやライブハウスを筆頭に渋谷のあらゆる場所でイベントが開かれた。
早朝の街中には、街路灯の周辺や渋谷区が実行委員会と共催する「ごみゼロ大作戦」が設置したエコステーションにゴミ袋が山積みになっていたが、道路には多くのゴミが見られた。明け方ごろから雨が降り出したこともあってか、ゴミ拾いをしている人の姿は少なかった。
傘も差さずにゴミ拾いをしていたモデルの堀井雄登さん(18)は、バイト後に池袋から渋谷に駆け付けた。「汚くなっていて悲しくなった」と、コンビニで購入したゴム手袋とビニール袋でゴミ拾いを始めた。29日・30日には仮装して渋谷に来ていたこともあり「関わった一人として責任を感じた。盛り上がるのはいいと思うので、ルールやマナーを守って楽しみたい」と話した。
桜丘町にキャンパスを構える日本経済大学は、30日から3日間留学生がゴミ拾いを行っており、最終日のこの日は学生27人が参加。30日にはハロウィーンメークをして街に繰り出したというベトナムからの留学生チャン・バン・ウックさん(21)は、「日本に来て初めてハロウィーンに参加したが楽しかった」と振り返り、「雨が降っていて大変だけど、みんなで参加するゴミ拾いも楽しい」と笑顔で話した。そのほか、ボランティアや近隣ショップのスタッフなどもゴミ拾いを行っていた。
渋谷駅前のエコステーションのボランティアスタッフによると、2時~3時ごろが最も多くゴミが集まったほか、自発的にゴミ拾いを呼び掛ける仮装した若者の姿も見られたという。