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明治神宮外苑で「東京デザインウィーク」開幕 30以上のコンテンツ多彩に

4メートル×4メートルの透明なバブル型テントで展開する「AIR TENT」展

4メートル×4メートルの透明なバブル型テントで展開する「AIR TENT」展

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 明治神宮外苑・絵画館前を中心に10月26日、クリエーティブ・フェスティバル「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)2016」が始まった。主催はTOKYO DESIGN WEEK(港区南青山1)。

「東洲斎写楽」にインスピレーションを受けた作品を発表する「インスパイア展」

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 ニューヨーク発「デザイナーズサタデー」東京版(1986年~1996年)を前身に、1997年から「東京デザイナーズウィーク」として開催してきた同イベント。2005年から明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、企業やアーティスト、学生らによる建築・プロダクト・グラフィック・メディアアートなどを紹介。昨年、30周年を機に「TOKYO DESIGN WEEK」に名称を変更した。

 デザイン・アート・音楽・ファッション・フードなど幅広いクリエーティブジャンルを「ゆるやかに横断・融合させる」フェスとして、国内外から企業や団体、大使館、メディア、学校、クリエーター、ミュージシャンらが参加し、プロモーションやプレゼンテーション、テストマーケティング、ビジネスマッチングなどを行う。

 今年は30以上のコンテンツを展開。メインコンテンツは4メートル×4メートルの透明なバブル型テントで展開する「AIR TENT」展。クリエーティブカンパニー「ネイキッド」=0をテーマにした4つのテントで大地・海・空を表現、建築家・隈研吾さん=雪のような粒などを浮遊させる3つのテント、メディアアーティスト落合陽一さん×筑波大学=反動力をテーマに日田インタラクションの提案、映像作家ユニット「トーチカ」×大阪電気通信大学=2020年の東京五輪で新たに加わる5種目をテーマにした人力で動くパタパタ時計型の体験型ソーマトロープ映像作品など10組が出展。

 3回目となる「インスパイア展」では浮世絵師「東洲斎写楽」に焦点を当てる。写楽の絵と日本のトイレを融合し「日本人にしかできない心遣い」を表現したクリエーター赤間晃治さん、写楽の浮世絵を口・鼻・目・耳をバラバラにしたポスターに仕上げたアートディレクター浅葉克己さん、音楽に合わせて写楽の絵が動く浮世絵型ビジュアライザーを作ったサラリーマン集団「動いた。」など、約50組が東洲斎写楽にインスピレーションを受けた作品を発表する。

 「スーパーロボット展」には14組が出展。本物の魚と同じ方法で泳ぐ生体模型知能型ロボット「MIRO」、布製ボディーの小型電気自動車rimOnO、技術力の低い人たちのためのロボットバトルイベント(通称・ヘボコン)、モバイル型ロボット電話「ロボホン」、アニメ「攻殻機動隊S.A.C.」に登場した「タチコマ」を題材にしたコミュニケーションロボット(後期)など。月面探査ローバーは操縦体験も行う。

 貨物用コンテナを再利用する「スーパーコンテナ展」では、間取り図をヒントに家宅捜査を行うCHINTAIとAR三兄弟の展示、歌舞伎の「隈取」と人工知能・メディア処理などのICT技術を融合したNTTのインタラクティブ展示を展開。「建築模型展」には、伊東豊雄さんらが提案した72本の純木製の列柱が支える新国立競技場B案、隈研吾さんの品川新駅(仮称)など建築家の作品が並ぶ。「インタラクティブ展」には、東急グループがネイキッドとコラボレーションし、渋谷駅周辺を500分の1スケールで再現した模型にプロジェクションマッピングする展示をしている。

 元ちとせさんや石崎ひゅーいさん、C&Kらが出演する屋外ライブイベント「J-WAVE音楽祭」、川辺ヒロシさん(TOKYO No.1 SOUL SET)、DE DE MOUSE、downy、☆Taku Takahashiさん(m-flo)らが出演する長野発「りんご音楽祭」も開く。

 開場時間は11時~21時(最終日のみ20時まで)。入場料は、大人=2,500円、前期・後期セット大人=3,800円、大学生=1,500円ほか。開催期間は、前期=今月31日まで、後期=11月2日~7日。

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