恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)に10月6日、飲食区画「BRICK END」がオープンした。
2014年の開業20周年以降、リニューアルプロジェクトを進めている同施設。同区画のオープンもその一環で、同施設は「昼のイメージが強い」ことから、「長時間滞在してほしい」という思いでトランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)と共同でプロデュース。既存客層より若い20~30代をコアターゲットに据え、「大人の社交場(Bar)」をコンセプトに5店舗を集積した。
場所は東京都写真美術館近く、アーチ型の窓から山手線の線路が見下ろせる全長約50メートルの建物。かつて同所に構えていたビール醸造所をほうふつとさせるレンガの外壁から「BRICK」を、施設内の「端」に位置することや「一日の最後の一杯を飲みに来てほしい」という思いを込めて「END」と付けた。昨今注目を集める「横丁」に新たな要素を加えた「スタンド横丁」を提案する。
カレー&バー「AALAAP LENE WAALA(アーラープ レーネー ワーラー)」(経営=GARLAND)の店舗面積は10.32坪で、席数は20席(+スタンディング)。テーマである「印欧風」を象徴するランチメニューの「ALW印欧風カリー&玄米」(1,080円)をはじめとするカレーや「キヌアとビーツのターブレ(サラダ)」(650円)など野菜を多用したアペタイザーなどをラインアップする。想定客単価は1,000円~3,000円。営業時間は11時30分~23時。
ハンバーガースタンド「THE GREAT BURGER STAND」(同=LDFS)は、原宿のハンバーガーショップのコンセプトショップ。店舗面積は10.5坪で、席数は18席ほど。ベーコンチーズバーガー(1,180円~)をはじめとするグルメバーガーや仙台産カキ(1P400円~)なども扱う。想定客単価は1,000円~2,000円。営業時間は11時30分~23時。
同じ恵比寿に店を構える和食店「賛否両論」の姉妹店となる居酒屋「賛否両論KAKUUCHI」(同セカンドダイニング)は新業態。店舗面積は10.5坪で、席数は店内に20席と店頭に杯テーブル4卓を用意する。みそダレが特徴的な「鮮魚のなめろう」(500円)などの海鮮料理やカウンターに並べる総菜などの小鉢(300円~)など、笠原将弘さんが手掛ける和食を提供する。想定客単価は2,000円~3,000円。営業時間は17時~23時。
ジャズやシティポップを中心としたレコードを流すのは「MUSIC BAR berkana」(同=CLASSIC)。店舗面積は14.92坪で、約11メートルのバーカウンターが特徴。席数は30席ほどを用意。ビールウイスキー(800円~)などのドリンクや生ハム&サラミ(680円~)などのフードをそろえる。想定客単価は3,000円。営業時間は17時~翌2時。
スナック「モーゼの寄り道」(同=TRBインターナショナル)の店舗面積は10.5坪。90分飲み放題の利用料は、男性4,000円、女性3,500円。想定客単価は4,000円~6,000円。営業時間は17時~24時。
同施設を運営するサッポロ不動産開発の恵比寿事業本部企画部の課長代理、大木梨江さんは「今当施設に来ていただいている大人の方と若者が一緒に楽しめるよう、いろいろなテイストの店舗を集積した。夜を楽しめる店が多いので、2軒目として利用したり仕事帰りに一杯飲んだり、隠れ家として使っていただければ」と呼び掛ける。