渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で8月28日、日本人キャストによるブロードウェーミュージカル「キンキーブーツ」の東京凱旋(がいせん)公演が始まった。
2005年公開の英同名映画をミュージカル化した同作。経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子チャーリー・ブライスがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨てドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描く。2013年、トニー賞13部門にノミネートされ、作品賞や主演男優賞、オリジナル楽曲賞、振り付け賞など6部門を受賞した。
ジェリー・ミッチェルさんによる演出・振り付けや、シンディ・ローパーさんが書き下ろした楽曲などはそのままに日本人キャストで上演する同舞台では、ブライス役を小池徹平さん、ローラ役を三浦春馬さんが務めているほか、ソニンさんや玉置成美さん、勝矢さん、ひのあらたさんらが出演している。舞台でミニスカートや最も低いもので12センチのハイヒールを履いている三浦さんは、練習のために自宅でもハイヒールを履くなどして役作りしたという。
日本人版初上演となった新国立劇場公演のチケットが完売したことから決まった、シアターオーブでの凱旋公演。前売りの段階で全公演が完売したが、連日当日券を用意。各回開演1時間前に劇場で抽選販売する。
上演時間は2時間25分(うち休憩20分)予定。鑑賞料は、S席=1万3,000円、A席=1万円、B席=8,000円。9月4日まで。