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渋谷の2.5次元ミュージカル劇場で「BLEACH」開幕 4年ぶりに復活

死神たちが持つ刀「斬魄刀」の殺陣も見どころの1つ©K/S/RMB2016

死神たちが持つ刀「斬魄刀」の殺陣も見どころの1つ©K/S/RMB2016

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 国立代々木競技場敷地内にある2.5次元ミュージカル専用劇場「AiiA 2.5 Theater Tokyo(アイア2.5シアタートーキョー)」(渋谷区神南2)で7月28日、漫画「BLEACH(ブリーチ)」の舞台「『ROCK MUSICAL BLEACH』~もう一つの地上~」が開幕した。

個性豊かなキャラクターが登場する

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 漫画家・久保帯人さんが手掛けるブリーチは、2001年に集英社「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、コミックスの累計発行部数8600万部を超えている。今秋発売予定の74巻で完結することが明らかになっている。2004年にテレビ東京系列でアニメ化され、2005年には原作コミックが「第50回小学館漫画賞」(少年向け部門)を受賞。同年、初めて舞台化され「ロックと剣劇」をコンセプトにシリーズ化。2012年までに延べ18万人を動員してきた。

 4年ぶりとなる舞台のストーリーは、原作の「尸魂界篇(ソウル・ソサエティへん)」に当たる。霊感が強い主人公の高校生・黒崎一護に死神の力を分け与えた罪で、死神の世界「ソウル・ソサエティ」に連行された死神の少女・朽木ルキア。極刑を宣告されたルキアを救うため、一護はソウル・ソサエティに向かうが、ソウル・ソサエティを警備する戦闘部隊「護廷十三隊」が行く手を阻む。一護は各隊の隊長らと刀を交えていくが、ソウル・ソサエティでは五番隊隊長・藍染惣右介(あいぜん そうすけ)が殺害される事件が起こる。それぞれの思惑や陰謀、怒りや悲しみが渦巻く中、隊長らとの戦いを乗り越えながら強くなっていく一護は、処刑当日にルキアの元にかけつける――。

 2008年に上演した「ROCK MUSICAL BLEACH THE ALL」を改訂した同作。死神たちが持つ刀「斬魄刀(ざんぱくとう)」の殺陣やプロジェクションマッピングなどの映像テクノロジーを駆使した演出、四楓院(しほういん)夜一を演じる松林篤美(あつみ)さん、砕蜂(ソイフォン)を演じる倉知あゆかさんのアクロバティックな戦闘シーン、オーニングを飾る「BLEACH」や全員で歌う「もうひとつの地上」、「降りやまぬ雨」(一護)、「崩された覚悟」(ルキア)など各キャラクターのソロ楽曲などのロックナンバーが盛り込まれている。

 一護を演じるのは、ダンス&ボーカルユニットDream5のメンバーである高野洸(あきら)さん。そのほか、朽木ルキア=甲斐千尋さん、阿散井恋次(あばらい れんじ)=崎山つばささん、市丸ギン=遊馬(あすま)晃祐さん、藍染惣右介=馬場良馬さん、雛森桃=美山加恋さん、朽木白哉=猪野広樹さんらをキャスティングしている。

 「原作が完結するタイミングで一護役として舞台に立てることは本当に幸せ」と喜びを表現する高野さん。「真夏より熱い一護を演じたい」と意気込む。甲斐さんは「誇りや守っているものがある皆の戦いぶりを見てもらいたい。すてきなカンパニーなので、そういう絆も表現できたら」とも。

 脚本・演出を手掛けた堤泰之さんは「この作品には10年位前からかかわっているが、原作が面白く、その世界を皆さんに届けたいと思って作った。舞台機構がないので(2008年の公演から)見せ方は一から作った。見たことがある方も新鮮にみられるのでは」と期待を込める。

 鑑賞料は7,800円。公演時間は約2時間45分(途中休憩15分)。8月7日まで。

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