渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1・地下1階で7月6日、野球ゲーム「ファミリースタジアム(通称・ファミスタ)」の発売開始30周年を記念したショップ&展示イベントが始まった。
バンダイナムコエンターテインメント(港区)が発売する同ゲームは、1986(昭和61)年のファミリーコンピューター用ソフトを始めとする家庭用ゲームなど、シリーズ累計50作品以上を展開し1500万本以上を販売している。同ゲームの周年イベントは今回が初めて。
同社では、同ゲームと広島東洋カープ(以下カープ)のコラボレーション商品を広島パルコ(広島市)で限定販売した取り組みをきっかけに、プロ野球12球団とのコラボレーション商品を作り、5月から随時パルコの自主編集ショップ「ミツカルストアby once A month」のオンラインストアで販売している。
店内はロッカーや球場の防球ネットを模したネットなど、「野球部の部室」をイメージした空間に仕上げたほか、来店客が同ゲームの思い出を紙に書いて貼ることができるスコアボード型の掲示板も用意。「ナムコスターズ」のユニホーム展示や、初公開となる初代「ファミスタ」の開発資料やパッケージ原画、初代から最新版までの家庭用ソフト全種類も並べている。店頭に用意するファミリーコンピューターでは同ゲームを遊ぶこともできる。
商品デザインはクロスステッチデザイナー大図まことさんが担当。実在する選手をドット絵で描いたTシャツ(3,780円)や、ゲーム画面に登場する球団フラッグ柄のキャップ(3,456円)など、12球団とコラボレーションしたアイテムを一堂にそろえるほか、ゲーム内で「きたへふ」と表記されているカープの元投手・北別府学さんが監修した、広島ホームテレビの情報番組「フロントドア」とカープのコラボレーション商品(Tシャツ3,996円ほか)を先行販売する。
オープン初日となったこの日、店舗には販売開始当初遊んでいたような30~40代と見られる男性客の姿も多く見られた。
営業時間は10時~21時。今月15日まで。