渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)内のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で6月30日、ダンスショー「LOVE ON THE FLOOR」が初日を迎えた。
主演を務めるほか、構成・演出を手掛ける米ダンサーのシェリル・バーグさんが2010年から構想していたという同作。「ロマンス」「情熱」「痛み」など、テーマである「愛」のさまざまな局面を、フラメンコやタンゴ、コンテンポラリーなどのダンスで表現する。全4幕通して、キャストにセリフは無い。
ゲストダンサーとして招いたのは、バンクーバー五輪でフィギュアスケート日本男子初となるメダルを獲得した高橋大輔さんで、初の舞台出演となる。そのほか、アルベールビル五輪女子シングルで金メダルを獲得したクリスティ・ヤマグチさん、ソチ五輪アイスダンス金メダリストでもある米フィギュアスケーターのメリル・デイヴィスさん、チャーリー・ホワイトさんらも出演している。
氷上ではないステージに初めて立つ高橋さんは「畑違いなので、スケートに比べたらうまくいかないところも多いが、これも一つの挑戦」と話す。バーグさんは「大輔は特に感情表現に秀でている」と評している。
世界初演となったこの日は、フィギュアスケーター村上佳菜子さん、バレエダンサー熊川哲也さん、宮尾俊太郎さん、タレントの石田純一さんらも来場した。
上演時間は2時間(うち休憩20分)予定。鑑賞料は、SS席 1万5,000円、S席1万3,000円、A席1万1,000円、B席9,000円。全12公演。7月9日まで。