原宿・キャットストリート沿いの「BANK GALLERY」(渋谷区神宮前6)で6月23日、縄文をテーマにしたTシャツの展覧会「JOMO-T2016“縄文×T-Shirts”」が始まった。主催はNPO法人Jomonism(世田谷区)。
若手クリエーターやアーティストが中心となり、縄文文化に触発されたアートムーブメントを起こすことをめざしている同法人。同展は、2010年に青森県主催・同法人企画・制作の下、ラフォーレミュージアム(神宮前1)内で開かれた「JOMO?T縄文×Tシャツアート展」に出品されたTシャツを再構築したもの。
展示数は59点でうち7点が新作。参加者と作品例は以下の通り。俳優でブランドディレクターの井浦新さん=白神山地で撮影した木々の写真と青森で入手した遮光器土偶の実寸大レプリカをコラージュ、グラフィックデザイナーVIXさん=土偶と縄文文様をモチーフにしたデザイン、俳優・片桐仁さん=「大好きな」火炎土器をモチーフにしたデザイン、イラストレーター白根ゆたんぽさん=土器で体を隠した裸の女性、イラスト・似顔絵描きトヨカワチエさん=「じょうもん」の文字とポップなイラストの土偶や土器、造園家・柳生真吾×イラストレーター田嶋吉信さん=「風雪に耐え苔むした」クリの老木ほか。
そのほか、各地の縄文土器や遺物をモチーフにした「アーケオロジカルTシャツ」、2010年開催時にみうらじゅんさんらを審査員に迎えて行った「縄文Tシャツ公募展」受賞作も並ぶ。Tシャツは受注販売する。価格は各3,900円(別途送料700円)。
場内では、新潟・津南町の火炎型土器などの縄文土器5点と石棒1点などを展示する「リアル縄文土器展」と縄文アートの展覧会「ARTs of JOMON展」も同時開催。福島・西会津町の土器片は来場者が触れるようになっている。
開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。今月26日まで。