JR山手線渋谷駅ホームに、線路への転落防止などを目的にした「CPライン」が導入される。
「CP=Color Psychology(色彩心理)」を取り入れ、視覚的・心理的に危険性を訴求する試み。ホームからの転落や列車との接触防止を目的に、ホームの端部にだいだい色のラインを引くことでホーム内側への歩行を促すとともに、「歩きスマホ」による事故やけがなどの防止にも期待を込める。
ホーム上の安全対策として山手線内では29駅中23駅にホームドアを設置しているが、渋谷駅は再開発工事を行っていることから、ホームドアの設置は未定。渋谷駅は東京支社が管轄する路線内で、ホームからの転落が最も多い(昨年は1年で31件)ことから、CPラインの導入を決めた。
JR東日本では横浜支社が横浜駅や町田駅に導入するなどしているが、山手線内では初めて。同じくJR渋谷駅の埼京線などのホームへの導入予定はないという。
5月18日深夜に着工し、1番線(外回り)は6月中旬、2番線(内回り)は7月上旬にそれぞれ使用開始予定。