渋谷区観光協会(渋谷区道玄坂1)は5月17日、名誉理事長に俳優の別所哲也さんを任命したことを明らかにした。
2012年4月、渋谷区と東京商工会議所渋谷支部が中心となり発足した同協会。「国際文化観光都市・渋谷SHIBUYA」の実現を目指し、官民協働で観光事業の振興を図っている。
渋谷区内には大・中・小のイベントホールが150カ所以上存在することから、同協会は、多くの外国人観光客が来街する中、エンターテインメント体験の提供が「区内の観光経済を豊かにし、国際競争力を高める上で非常に重要な分野」であると判断。
1999年に原宿で初開催し、2004年から米国アカデミー賞から公式認定を受けている日本発アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」を主宰していることなどから、別所さんに名誉理事長への就任を打診したという。
名誉理事長の活動は、同協会が行う事業推進全般のアドバイスやプロジェクト化、区の観光施策の戦略立案や国際広報がメインとなる予定。
同協会は4月、改正風営法が6月23日に施行されることを踏まえて、区内のナイトビジネス・カルチャーの整備・活性化を目的に新設した「渋谷区観光大使ナイトアンバサダー」にヒップホップ・アーティストのZeebraさんを任命している。