渋谷HUMAXシネマ(渋谷区宇田川町)で5月14日から、英ロックバンド「ザ・ストーン・ローゼズ」のドキュメンタリー映画「ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン」が期間限定レイトショー公開される。
1983年にマンチェスターで結成した同バンドは、イアン・ブラウンさん(ボーカル)、ジョン・スクワイアさん(ギター)、マニさん(ベース)、レニさん(ドラム)の4人組で、「マッドチェスター・ムーブメント」の中心的存在として知られる。1989年に発売したデビューアルバム「ザ・ストーン・ローゼズ」が全英アルバムチャートで上位にランクインするなど注目を集め、ヨーロッパや日本でも人気を集めた。1994年に2作目のアルバム「セカンド・カミング」を発表するも、1996年に解散。2011年に再結成した。
同映画は、リハーサルハウスでの練習風景や再結成後初のステージの模様、人間模様、地元マンチェスターのヒートンパークで22万人を集めた凱旋(がいせん)ライブなどの演奏シーンなど、再結成にまつわるライブやバックステージ映像、未公開だったアーカイブ映像を軸に4人の再会劇やファンの素顔を描いている。
メガホンを取ったのは同バンドの熱狂的なファンというシェイン・メドウス監督。同作のエンドロールでは、バンドやメドウズ監督にとって「日本のファンが特別な存在」だということが分かるように製作されているという。
当初、今年6月に再結成後初となる単独来日公演を日本武道館(千代田区)で行うことを記念して上映する予定だったが、レニさんが肋骨(ろっこつ)を骨折してしまったことから公演の中止が発表されたため、「来日キャンセル残念上映」と銘打った。
会場では、劇場公開時のパンフレット(600円)を販売する。今月28日まで。