渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート3・8階の映画館「シネクイント」(TEL 03-3477-5905)で3月18日から、青春映画「トレインスポッティング」を期間限定上映される。
TOMATOの映像作品からセレクトしたオムニバス「KINO O」より
パルコが携わり、1996年にスペイン坂上のミニシアター「シネマライズ」(今年1月に閉館)で上映されて一世を風靡(ふうび)した同作。英アーヴィン・ウォルシュのカルト小説を原作に、イギリスの若者の「陽気で悲惨な」青春劇を描く。
TOMATOは同作の映像シーケンスを手掛けたことで知られ、同グループのメンバーでもあるエレクトロニック・グループ「Underworld(アンダーワールド)」の楽曲も使われている。
アンダーワールドのカール・ハイドさんは「『トレインスポッティング』に関わることができたのは、アンダーワールドにとってとても大きな出来事の1つ。世界中から注目されるきっかけにもなったし、僕らがこの映画に貢献できたことは、今でもみんなの記憶に残っているからね」とコメントを寄せている。
併せて、TOMATOの実験作品と商業作品からセレクトしたオムニバス「The Film Show TOMATO KINO O」を初上映する。
同グループは、委託した作品撮影終了後から翌日の機材返却までの間、「夜通しで撮影を続けることが多々ある」といい、アイデアを形にしたり即興でシーンを作ったりするその活動は「レンズ越しの研究室」になっていたという。今回、グループの核となる考えをアウトプットした「研究成果の一部」を約40分間にまとめた。
鑑賞料は、トレインスポッティング=1,000円、「The Film Show TOMATO KINO O」=500円。今月21日まで。