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西武渋谷店で「世界のマダム」写真展 世界各地で撮影した200点

60歳以上の女性たちを撮影した写真が並ぶ場内

60歳以上の女性たちを撮影した写真が並ぶ場内

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階特設会場で3月8日、写真展「世界のマダムのおしゃれスナップ展~Advanced Style2~」が始まった。

日本人の「マダム」も被写体になっている

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 NY在住のフォトグラファー、アリ・セス・コーエンさんの写真を展示する同展。コーエンさんは2008年から、NYで撮影した60歳~100歳代の「マダム」のスナップを掲載するブログ「Advanced Style」を始め、2012年に写真集を出版。昨年2月には同店で写真展を開き、約2週間で1万4000人ほどを動員する好評ぶりを見せた。

 第2弾となる今回は、ロサンゼルスやミラノ、ロンドン、ブエノスアイレス、東京など世界各地で撮影した写真をラインアップ。前回は女性の写真のみを集積したが、男性や男女のカップルの写真も含め約200点を展示している。

 場内は、前回の「NYマダム」を振り返るイントロダクションをはじめ、伝統的な柄やアンティークなアイテムを取り入れている「ネイティブ トラッド」、モノトーンを基調にしたスタイルの「マダム モノトーン」など5つのテーマで構成。モデルの最高齢は103歳で、中には日本人の女性を撮影した写真も並んでいる。

 展覧会に合わせて、コーエンさん被写体にもなっているアーティストのベアトリックスさん(75)が来日。アリさんは「創造的で個性的なことをやるのはNYやロンドンだが、それぞれの都市に、周りに流されず個性を出している宝石がいる」と撮影を振り返る。「日本はある程度の年齢になると思ったことをできない風習があるみたいだが、気持ちよくおしゃれをしてほしい」と呼び掛ける。

 コーエンさんに「『女性だったらこうなりたい』と思う、憧れの存在」と称されたベアトリックスさんは、自身でデザインした衣装で登場。「ファッションはパーソナルなもの。好きなものだけを取り入れている」と言い、「自分のために着るファッションを大事に。特に若い方たちは良いと思うものを長く大事にしてほしい」と話した。

 開催時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで、最終日は17時まで)。入場料は500円ほか。今月27日まで。

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