渋谷・文化村通り沿いに3月4日、「アディダスブランドコアストア渋谷」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5456-6810)がオープンした。経営はアディダスジャパン(港区)。
2008年にオープンした大型複合店「アディダス パフォーマンスセンター渋谷」をリニューアル。2014年からグローバルで導入している、「試合のエネルギー」「イベントのスリル」「ファンの熱狂」が体感できる「HomeCourt」をコンセプトに掲げた店舗で、国内では昨年の大阪に次ぐ2店舗目。
店舗面積は国内最大の300坪。ファサードのデジタルサイネージは5メートル四方に拡張し、エントランスはスタジアムの入場口をイメージ。店内には、陸上のハードル、テニスやバレーボールなどのネット、体育館の床、スコアボードなどスポーツの要素を取り入れた什器を配置。3フロアに用意するフィッティングルームは「ロッカールーム」を模した空間に仕上げている。
主な取扱商品カテゴリーは、ランニング・トレーニング・フットボール、ステラマッカートニーとのコラボライン「adidas by Stella McCartney」、ストリートスポーツウエア「adidas Originals」。フロア構成は、地下1階=「adidas Originals」、1階=その時々のフォーカス商品、2階=メンズ、3階=ウイメンズ。
デジタル技術を駆使した体験スペースも充実させる。1階には、シューズのデータなどを表示する日・英・中(簡体)・韓の4カ国語対応タッチパネル「Shoe Bar」を設置。同階には、デジタルサービスでランナーをサポートするエリア「RUN LAB」を世界初開設する。シューレースに専用のデバイスを取り付けて1分半ほど走り、収集したデータから個々に合ったシューズ選びをサポートする解析ツール「RUN GENIE」のほか、トレッドミル稼働時には皇居周辺などのランニングコースの映像を流すことで走行体験を提供する「URBAN RUN EXPERIENCE」などのコンテンツを用意。
同所には4半期に一度、「現代の名工」でアディダス専属アドバイザー三村仁司さんが来店。客の足の測定・分析を行い、カスタマイズシューズを作るサービス(シューズ代込みで3万7,800円、完成までは約90日)も行う。初回は4月16日・17日で、各日10人限定。店頭やホームページで受け付けている。
同社グループアディダス本部ブランドアクティベーション/リテールマーケティング・シニアマネジャー林俊英さんは「デジタルコミュニケーションを駆使した店舗。商品や接客だけでなく、ビジュアライズされたアプローチが充実している。最新かつグローバルのコンテンツを体感していただきたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~22時。