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ラフォーレ原宿で「魔女の秘密展」 絵画や拷問器具などで歴史をひも解く

16世紀末に描かれた魔女©Museum im Benediktinerstift St. Paul

16世紀末に描かれた魔女©Museum im Benediktinerstift St. Paul

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 ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)6階・ラフォーレミュージアムで2月19日、魔女をテーマにした大規模な展覧会「魔女の秘密展」が始まる。主催は、TBS・東京新聞・東映。

実際に使われていた拷問器具「刺(とげ)のある椅子」

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 大阪や名古屋などを巡回し延べ約13万人以上を動員した展覧会の東京開催となる同展。

 独プファルツ歴史博物館、中世犯罪博物館をはじめ、オーストリアやフランスなど30カ所以上の美術館・博物館から、「魔女」を描いた絵画やまじない道具、「魔女裁判」で実際に使われた拷問道具など約100点を集め、「魔女の本当の姿」を多角的に紹介する。場内では、「異端尋問」や「火あぶり刑」のシーンを表現したメディアインスタレーションも行う。

 展示は、「信じる」「盲信する」「裁く」「想う」をテーマに4章で構成する。17世紀など「悪魔に従属し超自然的な力で害を為す者」として魔女の存在を信じていた当時の人たちが思い描いた「魔女のかたち」などを紹介する第1章をはじめ、印刷技術の進歩で情報が広く流布され魔女のイメージが固定化していった近世で、魔女が「人々の不満や憎悪の標的になっていった」理由を考察する第2章、拷問器具などを交えて「魔女狩り」の歴史を紹介する第3章へと続く。

 最終章の第4章では、差別や迫害の時代が終わり、ファンタジーの世界で描かれる魔女を紹介。漫画家の安野モヨコさん、真島ヒロさん、吉河美希さんが描いた魔女のイラストもを並ぶほか、渡辺航さんは同展のために描き下ろした作品を出品。魔女を題材にした「純潔のマリア」著者の石川雅之さん、「ウィッチクラフトワークス」著者の水薙竜さんらの原画も公開する。

 音声ガイド(貸出価格520円)には俳優・佐々木蔵之介さんを起用し、子どもやファミリー向けの「白猫」バージョンと、一部過激な表現も含む「黒猫」バージョンを用意する。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、前売り=一般・大学生1,000円、高校・中学生800円、当日=同1,200円、同1,000円、小学生200円ほか。3月31日まで。

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