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表参道にデリカフェ「フランツ&エヴァンス」 ロンドンに次ぎ2店舗目

店舗外観

店舗外観

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 表参道に1月22日、英ロンドン発デリカフェ「FRANZE&EVANS(フランツ アンド エヴァンス)」の日本1号店「FRANZE&EVANS LONDON表参道」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5413-3962)がオープンする。経営はベイクルーズ(神南1)。

ショーケースに並ぶ見た目も鮮やかなデリ

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 ロンドンのイーストエリア・ショーディッチに店舗を構える同店。1994年にアーティストとして活動していたニコラ・フランツさんが、イタリア出身であることから「おいしいコーヒーを飲みたい」と思っていたことや、アトリエを構えていた同エリアにアーティストやクリエーターたちが集える場所がなかったことから出店。いとこでパティシエのテレーザさんを誘いカフェとしてスタートし、ケータリングなどを行っていた友人のコニーさんがシェフとして加わり、現在のスタイルで営業している。中心客層は20~50代。

 世界で2店舗目となる表参道店の店舗面積は71坪で、席数は60席。「自宅で食事をしているような」雰囲気の店舗デザインはロンドンの店舗を踏襲。床に使うモノクロのタイルや、カウンター上の大理石など素材も同じにし、料理が映えるように壁面は深緑、天井はボルドーと濃い色味を採用している。

 「料理はクリエーティブであること」をキーワードにした料理は、イタリア料理や地中海料理をベースに「モダンブリティッシュ」へとアレンジ。野菜を中心に「旬の食材」を多く使うのも特徴で、表参道店ではロンドンの店舗と同じレシピで作るものの、日本産の食材を使ったりビネガーを抑えたり、スイーツの甘さを控えめにするなど味付けは日本人向けにアレンジする。

 デリ・スイーツともに通常13種類ほどをそろえる。デリは、オーブンで焼いたビーツ・ゴールデンビーツをバルサミコドレッシングとゴーとチーズで仕上げる「ゴールデンレッドビーツサラダ」(100グラム550円)、3時間煮込んだミートソースとベシャメルを重ねて焼き上げるラザニア(同650円)、コシヒカリを使い野菜と肉を用意するライスコロッケ「アランチーニ」(1個650円)など。スイーツは、軽く焼き上げたメレンゲに砂糖を使わないホイップとベリーを挟む「パブロバ」(1ピース700円)、アーモンドパウダーを練り込んだ生地にレモンの皮やアーモンドシロップなどを合わせた「レモンチェッロクッキー」(220円)など。

 モーニング(11時30分まで)にはクロワッサンサンド4種類(各580円)を提供するほか、ランチ(11時30分~16時)にはデリ3種やスープ、ドリンクのセット(1,380円)などのセット2種類も用意。全メニューテークアウト可能。客単価は、ランチ=1,400円~、ディナー=3,000円~4,000円を想定する。

 オープンに向け来日したフランツさんは「立地も良く、かっこいい店舗で最高」と喜びの表情を見せる。「(表参道は)ハイエンドな街。当店のようにカジュアルな店は合うのでは」と期待を込める。「音楽や洋服、文化などのトレンドを意識して料理に反映している。クリエーティブとは進化するもの。記憶に残る味を目指している」と話し、「まずはご来店いただき、フードアドベンチャーを楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~21時(土曜は10時~、日曜・祝日は10時~20時)。同社は今後、5年以内に多店舗展開を目指す。

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