スパイラル(港区南青山5、TEL 03-3498-1171)1階・スパイラルガーデンで12月8日、ブックギャラリー「SPIRAL BOOK GARDEN-Picture Book&Poem-」が始まった。
現代アーティストを、アート作品のみならず多角的な視点で紹介する試みとして、ギフト需要の高まる時期に合わせて初開催。今回は「絵本と詩」をテーマに、現代アーティストやデザイナー、詩人、絵本作家らの書籍をセレクト。現在は90人の106タイトルを集積しているが、ラインアップは期間中に増えていくという。
出展作家と書籍例は以下の通り。「死ぬとどうなるの」をテーマに作・谷川俊太郎さんと絵・松本大洋さんが手掛けた「かないくん」、宮沢賢治の作品に写真に刺しゅうを施す作品などで知られる清川あさみさんが絵を手掛けた「銀河鉄道の夜」、鏡のように反射する紙で作った、わたなべちなつ(渡邉千夏)さんの「ふしぎなにじ」、漫画家・今日マチ子さんが女学生の視点から戦争を描いた「cocoon」、心理学・言語学研究者のカール=ヨハン・エリーンさん作絵本「おやすみ、ロジャー」、ヨーロッパ難民問題を題材にした独アルミン・グレーダーさんの発絵本「島 よくある物語」など、大人・子どもそれぞれに向けた作品をそろえた。書籍購入客にはギフト用ラッピングを無料で行う。
一角には、閲覧用として同施設が収蔵するチェコの絵本などを用意。椅子なども配置し、場内で読めるようにした。
今月13日(13時~16時)には、三角みづ紀さんやカニエ・ナハさん、大崎清夏さんら詩人と、来場者が朗読をリレーする「ポエムバトンリレー」を行う予定。
開催時間は11時~20時。入場無料。今月14日まで。