12月4日に発売される「ミシュランガイド東京2016」(日本ミシュランタイヤ=千代田区)で、広域渋谷圏からは34店舗が「星」を獲得した。内訳は、3つ星=2店、2つ星=7店、1つ星=25店。
同社は2007年にアジア初の「ミシュランガイド東京」を、2009年に国内2カ所目となる関西版「京都・大阪」版を刊行。以降対象エリアを拡大しつつ、広島特別版、福岡・佐賀特別版などを発行している。関東版は2015年版からエリアを東京に絞った。2016年版では、星が付かずとも「星が付かなくも5,000 円以下でコースや単品料理などの食事ができるコストパフォーマンスの高いレストラン」と位置付ける「ビブグルマン」は全ての料理カテゴリーを対象にしている。
今回掲載するのは、飲食店・レストラン560店、ホテル39店の計599店。同書で、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」は13店、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」は51店、「そのカテゴリーで特においしい料理」の「1つ星」は153店、ビブグルマンは343店。
広域渋谷圏では、恵比寿ガーデンプレイス内の高級フレンチ「ジョエル・ロブション」(目黒区三田1)が9年連続で、日本料理店「えさき」(渋谷区神宮前3)が7年連続で、それぞれ3つ星に輝いた。2つ星も昨年から大きな変動はないが、2013年版から3連続で2つ星を獲得していた中華料理「小熊飯店」(千駄ヶ谷3)が星を逃した。
今回新たに1つ星を獲得したのは、魚介類を中心としたフランス料理店「アビス」(港区南青山4)、日本料理店「いち太」(南青山3)、商業施設「ラ・ポルト青山」内に出店しているフレンチレストラン&カフェ「ブノワ」(神宮前5)、フランチレストラン「フロリレージュ」(神宮前2)。同セクションでは、鉄板料理「表参道うかい亭」(神宮前5)、フランス料理店「シェ松尾 松濤レストラン」(松濤1)などが星を逃している。
ビブグルマンには、スペイン郷土料理・パエリアの店「サル イ アモーレ」(代官山町)、タイ料理店「パッポンキッチン」(宇田川町)、ポルトガルの魚料理を提案する「マル・デ・クリスチアノ」(富ヶ谷1)などが新たに掲載されている。
価格は3,240円。