渋谷駅前ハチ公前広場に12月1日、イルミネーションが点灯した。
同日始まった「渋谷サンタフェスティバル」の一環。同企画は、渋谷駅周辺の商店街や大型商業施設のクリスマスツリーやイベントなどを共同で紹介して、街の魅力をアピールすることを目的に初開催。同所の木々には約3万3000球のLED電球やサンタクロースのオブジェを装飾した。
17時~24時の毎時00分には、同所が待ち合わせ場所として知られていることから、時報の意味を込めた演出を行う。約2~3分間、流れる音に合わせて電球の一部が変色しミストを噴射する。19時の回には「渋谷系」アーティストとして一世を風靡(ふうび)したピチカート・ファイヴ3代目ボーカリスト、野宮真貴さんが歌う「東京は夜の七時」のジャズアレンジバージョンを流す。
初日となった12月1日には点灯式を開催。野宮さんも出席し、関係者らと共にボタンを押すとイルミネーションが一斉に点灯した。同広場では例年、イルミネーションを点灯しているが、点灯式を行うのは5年ぶり。
野宮さんは「渋谷はホームタウンのような所なので、代表曲を毎日聴いていただけるのはとても光栄」と喜びを表現。「『東京は夜の七時』も実は待ち合わせの曲。これから恋人に会いに行く、すてきなことが起こる予感を歌った曲なのでぴったりだと思う」とも。
毎日「夜の7時」にSNSで写真を投稿していることから、「ここでライトアップがあると、写真を撮るのにもいいスポットになるのでは。おしゃれな待ち合わせをハチ公前で7時にしていただきたい」と呼び掛けた。
点灯時間は16時~翌1時。12月25日まで(クリスマス装飾以外は2016年2月29日までを予定)。同所では今月23日~25日にクリスマスイベントも予定する。