外苑前に11月13日、NY発人気ハンバーガーショップ「Shake Shack(シェイク シャック)」の日本1号店「シェイク シャック外苑いちょう並木店」(港区北青山2、TEL 03-6455-5409)がオープンした。経営はサザビーリーグ(渋谷区千駄ヶ谷2)。
2004年にNYで誕生し、同店で10か国・77店舗目の出店となる同ブランド。日本1号店はNYマディソンスクエアパーク内に出店している同店1号店をほうふつとさせる明治神宮外苑・いちょう並木沿い。店舗面積は412.63平方メートル。席数は、店内67席、テラス100席を用意する。
ホルモン剤を使っていない100%オールナチュラルのアンガスビーフを使うパティや、米国から輸入するジャガイモを使うバンズなどが特徴。チーズやレタス、トマトを挟みオリジナルソース「シャックソース」で味付ける「シャックバーガー」(735円)を中心に、バーガー・ホットドッグ類は8種類を用意。そのほか、「ユーコンポテト」を使うクリンクルカット(波状)フライのポテト(塩味303円、チェダーとアメリカンチーズのブレンドソース433円)、ブルックリンブルワリーがブレンドした生ビール「シャックマイスターエール」(897円)などのサイドメニューも用意。
日本限定商品として、「フローズンカスタード」を高速でミックスする「コンクリート」と呼ぶアイスクリームは、チョコレートカスタード、バニラカスタードに、笹塚のビーン・トゥ・バーチョコレート店「ミニマル」(笹塚1)のカカオニブス、黒ごまペースト、マシュマロソースをトッピングする「ザ トウキョウ エディション」(519円)なども用意する。客単価は1,300円ほどを見込む。
同日は平日にもかかわらずオープン前に約400人が列を作った。先頭に並んだのは30代と50代の男性4人組で、前日12日の21時30分ごろに来店したという。NYで10回以上食べたことがある男性は「(他のバーガー店とは)味が違う。そのままの味が食べられたら」と期待を込める。一方で「NYで食べられる特別感もあったから複雑な思いもあるけど、うれしい気持ちの方が大きい」という意見も。
1週間前にNYで食べてきたという横浜在住・30代会社員の山内寛子さんは「女性でも食べやすいサイズ感や手ごろな価格が魅力」と言い、ニュースを見て埼玉から来たという30代の主婦・大久利(おおぐり)朋子さんは「(ホルモン剤を使っていない)肉が楽しみ」と話した。店頭では青山学院大学学友会吹奏楽バトンワリング部の演奏でオープンを盛り上げた。
米Shake Shack社ランディ・ガルッティCEOは「期待以上の盛り上がりで信じられない」と驚いた様子で「前泊してくれた方もいてとてもうれしい。これだけ華々しいオープンは初めて」と話す。
営業時間は11時~22時。同社は2020年までに10店舗の展開を視野に入れる。