渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)で11月12日、ポップバンド「DREAMS COME TRUE(以下ドリカム)」とコラボレーションしたクリスマスツリーが点灯した。
同日始まったクリスマスプロモーション「Shibuya Hikarie Christmas2015~WONDERLAND」の一環。ドリカムが今月下旬から行うコンサートツアー「史上最強の移動遊園地 DREAM COME TRUE WONDERLAND2015」と、同プロモーションが共に「ワンダーランド」をテーマにしていることからコラボレーションした。
ツリーの展示場所は明治通り沿いの1階正面入り口前。高さ約6メートルのツリーは昨年同様、群馬・嬬恋村の農園から運んだモミの木を使い、キーカラーの赤を中心にリボンや球体のオーナメント、赤・シャンパンゴールド・ホワイト3色のLED電球1万5000球で装飾した。
同日行われた点灯式には、ドリカムの吉田美和さんと中村正人さんが登場。渋谷は、吉田さんがかつて住んでいたり、同所で営業していた「東急文化会館」に2人で映画を見に来たりした「縁が深い街」といい、中村さんは「映画を見るときはまさにここで待ち合わせていた。ここに立てているのはうれしい」と話した。
クリスマスには「家が商売をしていたので、売れ残ったケーキを父が持って帰ってきてくれていた」という吉田さん。「大きくて冷蔵庫に入りきらないので少し置いておいたら、包丁が入らないくらい硬くなった」という北海道ならではのエピソードも。
式では5秒前からのカウントダウン後、吉田さんと中村さんがスイッチを押すとツリーが点灯。吉田さんは「クラシカルな感じがすごくすてき」と笑顔を見せ、取材陣のカメラに背を向けてツリーを見上げるなどしていた。
同館の名称とバンド名をかけて「ヒカドリツリー」と称した中村さん。「絶対に浸透しないよ」と吉田さんに突っ込まれつつ、「ここを待ち合わせ場所にしてほしい」と来館を呼び掛けた。吉田さんは「デコレーションが街に現れて季節を感じられることがまず素敵なこと。『ほわっ』としてもらえたら」とも。
期間中館内各所にはツリーやリースを装飾し、各店ではクリスマス限定メニューや商品をラインアップ。さまざまなジャンルのアーティストで構成する「ヒカリエ楽団」が各所でクリスマスにちなんだ曲を演奏するほか、同館公式サイトで公募して結成する「ヒカリエクリスマス楽団」の館内パレードも予定。クリスマスツリーを模したキャラクター「ツリーン」も館内に出没し、クリスマスムードを盛り上げる。
点灯時間は16時~24時(予定)。12月25日まで。