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外苑前にNY発バーガー店「シェイク シャック」日本1号店 開業迫る 

店舗外観

店舗外観

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 外苑前に11月13日、NY発人気ハンバーガーショップ「Shake Shack(シェイク シャック)」の日本1号店「シェイク シャック外苑いちょう並木店」(港区北青山2、TEL 03-6455-5409)がオープンする。経営はサザビーリーグ(渋谷区千駄ヶ谷2)。

アンガスビーフのパティを使うバーガーやアイス「コンクリート」など

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 2004年にNYで誕生し9カ国に76店舗を展開(今年10月末現在)する同ブランド。今年2月、サザビーリーグは同ブランドの日本における店舗展開の独占契約を米Shake Shack社と締結し、国内展開することを発表していた。

 場所は、NYマディソンスクエアパーク内に出店している同店1号店をほうふつとさせる明治神宮外苑・いちょう並木沿いで、同社が手掛けていたカフェ「シェアードテラス」跡。店舗面積は412.63平方メートル。席数は、店内67席、テラス100席を用意する。

 NY1号店をイメージした店舗デザインで周辺の環境も生かす。店内壁面には再利用するスノーフェンス(雪崩や落雪などを防止する柵)とヒノキを採用。ハンドメードするテーブルにはボウリングのレーンの廃材を再利用するなどしてコストを抑え、キッチンや照明も「エネルギー効率を考えた」設備になっているという。テラスには来店客が遊べる卓球台を設置する。

 同ブランドのパティには、ホルモン剤を使っていない100%オールナチュラルのアンガスビーフを使い、ジャガイモを使うバンズは米国から輸入する。バーガー・ホットドッグ類は、ジャガイモを使ったポテトバンズにチーズやレタス、トマトを挟みオリジナルソース「シャックソース」で味付ける「シャックバーガー」(735円)をはじめ、チーズ2種類を包んで揚げたポートベローマッシュルーム、レタス、トマトなどを挟むベジタリアンにも対応する「シュルームバーガー」(1,005円)、100%ビーフまたはポークのソーセージと野菜を挟むホットドッグ「シャックカーゴ ドッグ」(627円)など8種類。

 サイドメニューは、「ユーコンポテト」を使うクリンクルカット(波状)フライのポテト(塩味303円、チェダーとアメリカンチーズのブレンドソース433円)、ブルックリンブルワリーがブレンドした生ビール「シャックマイスターエール」(897円)などのドリンクも用意する。

 日本限定メニューとして、バニラカスタードにユズみそキャラメル・抹茶マカロン・きな粉などをトッピングする「ウォーク イン ザ パーク」(売り上げの5%を放課後NPOアフタースクールに寄付)、オーダーを受けてから作る黒ゴマペーストを使ったシェイク「ブラックセサミ」などを展開。「フローズンカスタード」を高速でミックスする「コンクリート」と呼ぶアイスクリームは、チョコレートカスタード、バニラカスタードに、笹塚のビーン・トゥ・バーチョコレート店「ミニマル」(笹塚1)のカカオニブス、黒ごまペースト、マシュマロソースをトッピングする「ザ トウキョウ エディション」(以上各519円)を用意。客単価は1,300円ほどを想定する。

 米Shake Shack社ランディ・ガルッティCEOは「小さなホットドッグ屋台として始まったので、東京に出店できるとは夢にも思っていなかった」といい、NYの店舗に来店する日本人から日本への出店を期待されていたことから、「ようやく出店できで非常にうれしい」と喜びを表す。

 自らをファストフードとグルメバーガーの真ん中になるバーガーショップと位置付け「プレミアムな食材を使いつつ手に届く価格で提供している」と自負。「コミュニティーのみんなが集まってハンバーガーなどを食べて楽しむ場所をつくっている」と話し、「家族連れ、カップル、会社の同僚同士など、さまざまな機会に使ってもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~22時。同社は2020年までに10店舗の展開を視野に入れる。

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