表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)で11月5日、クリスマスツリーの点灯式が行われた。
同日始まったクリスマスプロモーションの一環。本館地下3階の吹き抜け空間は「人々が集う場所~ツリーの下のガーデンパーティー~」をテーマに、空間を囲むスロープの側面にはLED電球約6000球とガーランドを、天井部分にはLED電球約1万球を装飾した。
大階段中央に設置する高さ8メートルのツリーは、ガラス製のオーナメント約700個とテーマカラーである赤・緑・ゴールドのLED電球約1万2000球でデコレーション。中央には、デコーターFABIO KENJI MATSUKIさん(ORLANDO)が手掛けるヤドリギのシャンデリアオブジェ(直径約1.5メートル)を飾る。
大階段の両側にはサイズの異なる小さなツリー12個を置き、そのうち2個にはテーブルを配置してインスタレーションを行う。フードアーティスト諏訪綾子さん(food creation)さんは、スパイスや果実など食べ物の写真を転写したテーブルウエアで「欲望のテーブル」を表現、アクセサリーデザイナー梶谷好子さん(YOSHiKO CREATiON)は、アンティークのろう台や花瓶を中心に表現する。
点灯時間中は1時間ごとに空間演出を変える。演出は、空間全体が赤と緑に染まりミュゼットなどの楽器が演奏されているような音楽が流れる「昼」と、空間全体を青と白の照明に包まれた空間にハープなどの音楽が流れる「夜」の2パターン。
点灯式には、モデルや女優などで活動するすみれさんが雪をイメージした白いドレスで参加。「Have Yourself A Merry Little Christmas」を歌い上げ、ベルを3回鳴らすとツリーが点灯。すみれさんは、初めての点灯式参加に「ちょっと緊張した」と言いつつ、点灯したツリーを見て「すごくきれいなクリスマスライツ」と目を輝かせた。
ハワイに長年住んでいたことから「ヤドリギの下にいる2人(カップル)は必ずキスをしないといけないという約束があった。私はそういう機会はなかったけど、(やってみたい)夢はある」という、アメリカならではのエピソードも披露。今年のクリスマスは、ハワイに住む母親や弟が来日したら「チキンを焼いたりケーキを作ったりしたい」と話した。
イルミネーションの点灯時間は11時~23時。12月25日まで。