広域渋谷圏のハロウィーン、今年も多彩に 翌早朝のゴミ拾い企画も

仮装した多くの若者が集まった昨年のハロウィーン

仮装した多くの若者が集まった昨年のハロウィーン

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 秋の風物詩として定着しつつあるハロウィーン当日の10月31日、広域渋谷圏ではさまざまなイベントや取り組みが行われる。

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1前広場をメーン会場にする「シブハロ」では、タレントの熊切あさ美さんや男装モデルROOT(ルウト)さんらが参加するファッションショーを開くほか、IMALUさんらがDJパフォーマンスを行う。ライブハウスやクラブ20店舗が連動する「渋フェス」には、ダンスミュージック、ロック・アイドルなどのテーマでDJやバンドマン、ミュージシャンらが出演する。

 「手作り居酒屋 甘太郎」など、渋谷に出店するコロワイドグループの3ブランド5店舗では夕方以降、メーキャップアーティストによるメークが付くセット(2,000円程度)を提供。ビーントゥーバーチョコレート店「Minima」(富ヶ谷2)では、かぼちゃを使ったホットチョコレートドリンク(702円)を販売し、子連れ客には一口チョコを進呈している。「リルリールカフェ」(松濤1)では、人の指をかたどったウインナーを中央に添えたラザニア(1,050円)などを提供しているほか、23時から仮装コンテストを含めたパーティーを開く。「Bunkamuraザ・ミュージアム」(道玄坂2)では、「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展で展示する画家ヒエロニムス・ボスの作品に登場する怪物のオブジェを撮影スポットとして用意する。

 昨年はハロウィーン当日に仮装した多くの若者が渋谷に集まり大きな話題を集めると同時に、ごみや更衣室不足から起こるマナーなどの問題も注目された。みやしたこうえん近くの神宮通公園(神宮前6)内には渋谷区協力の下、フィッティング&メークスペースを用意(15時~21時)。フォトスタジオ「STUDIO NAGANUMA」(渋谷2)は、仮装者を対象にヘアメークスペースと撮影スタジオを無料で提供。仮装姿で写真を撮り、写真データ(1枚分)を持ち帰られるようにする。

 東京都ではカボチャ柄のごみ袋を配布してごみ拾いを呼び掛けているほか、11月1日には、お笑いコンビ「キングコング」西野亮廣さんらが映画「ゴーストバスターズ」の仮装で、多摩美術大学などの学生たちはゾンビ姿で、それぞれごみ拾いを予定している。

 そのほか、恵比寿エリアではカフェやバーなど28店舗が参加し、各店がハロウィーンに合わせたカクテルやフードを提供。代官山の撮影スタジオ&イベントスペース「代官山CCスタジオ」(猿楽町)では親子で楽しめるパーティーを開き、ハロウィーンメーク体験や仮装姿でのファッションショーなどを行う。商業施設「代官山アドレス・ディセ」(代官山町)にはフォトスポットを設置するなどしているほか、「ラ・フェンテ代官山」(猿楽町)ではジェルキャンドルづくりのワークショップを開く。

 警視庁は昨年の混雑などを受け、今年は数百人体制で警備に当たるという。今月中旬には、マスクを被り玩具のチェーンソーを持った仮装が通報される事態もあったことから、「誤解を招くような仮装」を控えるように呼び掛けるほか、当日は必要に応じて職務質問や持ち物検査をする。昨年は痴漢などで逮捕者が出ていることもあり、女性は「周囲に気を付けて行動するようにしてほしい」とも。

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