「2015年ミス・インターナショナル世界大会」に出場する各国代表約75人が10月23日、「渋谷の街」の見学ツアーを行った。主催は東急電鉄とクールジャパンを推進する経済産業省。

日本代表のモデル・中川愛理沙さんら

　渋谷の街の魅力発信を目的に行われた同ツアーは、昨年に次ぐ2回目。午前中に渋谷駅前スクランブル交差点の商業ビル「QFRONT」前を出発した一行は、SHIBUYA109（道玄坂2、以下109）、東急ハンズ（宇田川町）、渋谷ヒカリエ（渋谷2）でショッピング。　昼には、長谷部健渋谷区長とランチパーティーを行い、ハワイ発祥のフラダンスなどを披露した。

　買い物に来ていた日本の女子高生とも写真を撮ったり、スペイン語を教えたりして交流を図っていたスペイン代表のCristian Silvaさんは「毎日連れてきてほしい」と興奮した様子で話し、プエルトリコ代表のWilmary Moncion-Romanさんも「プエルトリコに持って帰りたい」と絶賛。ペルー代表のCynthia Lucia Toth Montoroさんは「最新のファッションがそろっている」と言い、それぞれ帽子やピアスなどを購入していた。

　日本代表のモデル・中川愛理沙さんは「もちろんグランプリを目指しているが、もっと来日してもらえるよう魅力を伝えるという使命も果たしたい」と意欲を見せた。各国のミスには、アクセサリーが人気で、「海外のミスたちは、サイズ感を大切にしているので、背の高さや肩幅の広さなども違うので（合う服を見つけるのは）難しいのかも」とも。

　ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティー・ページェントの一つ。1960年に米カリフォルニア州ロングビーチで誕生し、1968（昭和43）年に大阪万国博覧会を記念して日本で開催されて以来、国際文化協会が主催者としてイベントを展開。今年の決勝大会は11月5日、グランドプリンスホテル新高輪で開催される。現在来日中の各国代表は11月11日までの間、日本の伝統文化に触れる体験や企業訪問などを予定している。