恵比寿ガーデンプレイス(目黒区)内「ザ・ガーデンホール」で10月11日・12日、「冥土への手紙-寺山修司 生誕80年記念音楽祭」が開催される。
詩人や小説家、映画監督など幅広く活動した寺山修司は1935(昭和10)年青森生まれ。18歳で短歌研究新人特選「チェホフ祭」を受賞し歌壇デビュー。1967(昭和42)年には横尾忠則さんらと劇団「天井桟敷」を結成し国内外で公演。1983(昭和58)年に47歳で亡くなった。
寺山の生誕80年を記念した同祭は、天井桟敷で音楽などを担当した音楽家J・A・シーザーさんが音楽監督を務める。1日目「書を捨てよ町へ出よう」=天井桟敷に所属していたロック歌手カルメン・マキさんをはじめ、大槻ケンヂさん(筋肉少女帯)ら、2日目=ロックバンド犬神サァカス團、元ピンクレディーの未唯mieさん、天井桟敷に入団していた蘭妖子さんなど、寺山にゆかりのあるアーティストたちが出演。ギタリストSUGIZOさん(LUNA SEA、X JAPAN)、トランペッター近藤等則さんは両日参加する。
演奏曲目は、寺山が作詞した「あしたのジョー」「かもめ」「戦争は知らない」「時には母のない子のように」、出演者でもあるカルメン・マキさんの楽曲で寺山が作詞した「山羊(やぎ)にひかれて」、寺山が監督した映画「書を捨てよ町へ出よう」の「1970年8月」、「田園に死す」の「惜春鳥」などを予定。
開演は各日18時(開場は17時~)。鑑賞料は8,800円。場内では、「天井棧敷」のオリジナル・ポスター展も同時開催する。