恵比寿エリアで現在、クジラ肉を使ったメニューを提供するフードイベント「恵比寿鯨祭(げいさい)2015」が開催されている。主催は恵比寿エリアの地域住民や働く人たちによる実行委員会。
2013年に始まった同イベントは、「住民が一体となって楽しめる祭りを作りたい」という思いから発足。クジラが同エリアの地名「恵比寿」と同名の七福神の一柱・漁業の神「恵比寿様」と同一視され、各地で「えびす」と呼ばれていたことから、クジラを使ったメニューを提供する同祭を企画した。
3回目となる今回は、28店舗が参加。参加店舗とメニューは、dining&bar KITSUNE(渋谷区東2)=ごま油とショウガで軽くマリネしたクジラの赤身肉をのせる握りずし、和食居酒屋「魚と味」=柳川風に仕立てたクジラ肉、ちゃんぽん・皿うどん店「どんく」(以上恵比寿西1)=ショウガじょうゆで食べるサイコロ状にカットした熟成したクジラ肉、和ビストロ「COM FOR TABLE」(恵比寿4)=九条ネギのナムルを添えたクジラの赤身、ソーセージ料理店「ソーセージスタイル流行」(恵比寿3)=クジラ肉のメットブルストなど。
今回は「訪日外国人のおもてなし」をテーマの一つとして掲げ、インバウンドツールを製作。店頭に掲出するポスターや、卓上メニュー、参加店舗などで配布するオフィシャルガイドなどは、最大で5カ国語(中国語・韓国語・英語・タイ語・日本語)に対応する。
料理の提供価格、営業時間は店舗により異なる。10月18日まで。