渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)内の劇場「東急シアターオーブ」で9月4日、ブロードウェー・ミュージカル「ピピン」が始まった。
アクロバットサーカス一座に魅了されたピピン王子が、家族との別れや戦争、新たな出会いなどを経験しながら「素晴らしく特別な人生」を探す旅を描く同作。舞台「シカゴ」などを手掛けたボブ・フォッシーの演出・振り付けで1972年に初演され、トニー賞5冠に輝いた。2013年に新たな演出となりブロードウェーで再演し、同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞など4部門を受賞。日本では今回が初上演となる。
「新演出」版は、「フォッシー・スタイル」のダンスやエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の演出などを手掛けたアーティストが手掛けるサーカスアクロバット、イリュージョンが特長だが、1カ所だけ初演のフォッシーの振り付けを再現したシーンを取り入れているという。
劇中では、「コーナー・オブ・ザ・スカイ」や第1幕のクライマックスで王位につくピピンが歌う「モーニング・グロウ」といったマイケル・ジャクソンがカバーしたことでも知られる楽曲、来場者と共に歌い上げる「ノー・タイム・アット・オール」などを使う。
上演時間は2時間35分予定(途中休憩あり)。生演奏・英語上演・日本語字幕付き。チケット料金は、B席9,000円、A席1万1,000円、S席1万3,000円。今月20日まで。