改装オープンに向けて工事が進む「渋谷モディ」(渋谷区神南1)に11月中旬、オーストラリア発パイ専門店「パイフェイス」の旗艦店がオープンする。
2003年にオーストラリア・シドニーで装用した同ブランド。同国内を中心に、ニュージーランドや、シンガポール、ドバイで約60店舗(6月末現在)を展開している。国内展開を行うのは「ミスタードーナツ」を手掛けるダスキン(大阪府吹田市)で、パイフェイスを通じて「新しいパイ文化」を提案していく。
日本でのメーンターゲットは20~40代の女性。旗艦店に位置付ける同店の店舗面積は80.90平方メートル。席数は28席。店舗デザインは、ブランドカラーの赤と木目を基調に、「スタイリッシュでくつろぎの空間」を演出するという。
同店のアイコニックな商品は、タマネギやニンニク、肉汁で煮た厚切りの豪産牛肉を詰めたミートパイで、パイの表面に描く顔の口の形でパイの中身を表現している。渋谷の店舗では、ミートパイを中心とした「セイボリーパイ(総菜パイ)」9種類、スイーツパイ7種類をラインアップし、日本オリジナルのパイも提供予定。ドリンクは、オリジナルローストの豆を使ったコーヒーを中心に12種類になる見込み。中心価格帯は、パイ=250円~450円、ドリンク=300円~400円。想定月商は800万円。
同社は同店オープンに先駆け、10月27日にラゾーナ川崎プラザ(川崎市)内に日本1号店をオープン予定。以降、首都圏を中心にドミナント出店を計画。駅前・駅ナカ、百貨店・ファッションビル・ショッピングセンターなど、幅広く出店できる事業としてフランチャイズ化を視野に入れる。
渋谷モディは丸井グループ(中野区)のエイムクリエイツが展開するショッピングセンターで、「マルイシティ渋谷」から業態転換するため現在改装工事を進めている。施設内5~7階の3フロアにわたって、書籍と音楽を融合したカフェ併設の「HMV&BOOKS TOKYO」が出店することも決まっている。
営業時間は未定。