渋谷を舞台にした細田守監督作「バケモノの子」公開が迫った7月6日、主人公であるクマのバケモノ・熊徹(くまてつ)と熊本県の営業部長・くまモンが金王八幡宮(渋谷区渋谷3)でヒット祈願などを行った。
人間界・渋谷とバケモノ界「渋天街(じゅうてんがい)」を舞台にした同作は、熊徹と渋天街に迷い込んだ少年・九太の師弟関係を中心に、渋天街での修行や冒険、渋谷でのアクション、親子の絆などを描いている。「時をかける少女」(2006年)、「サマーウォーズ」(2009年)、「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)と、手掛けた全作品がヒットを記録している細田監督3年ぶりの作品としても注目を集めている。
同作とくまモンのタイアップが決まったことから、同日、身長2.2メートルの熊徹とくまモンの着ぐるみがそろいの衣装姿で渋谷に登場。熊徹案内の下、2体は渋谷駅前のスクランブル交差点をバックに写真撮影をするなどした。
渋谷の氏神である金王八幡宮では、プロデューサー齋藤優一郎さんも含め同作のヒットを祈願。くまモンはタイアップキャンペーン祈願のため熊本産のスイカを持参・奉納した。境内では熊徹が剣術を披露すると、くまモンは熊本の赤ナスを刀に見立てて受け太刀する姿も見られた。
映画は7月11日、全国東宝系などで公開。