ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)6階・ラフォーレミュージアムで5月2日、「アイスクリーム博覧会 あいぱく2015」が始まった。主催は日本アイスマニア協会(港区)。
幼少期からアイスクリームが好きで、2010年から「アイス評論家」として活動しているアイスマン福留さんが昨年3月に設立した同協会。初開催する同イベントは、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け訪日外国人の増加が見込まれる中、「フレーバー数が多く、味が繊細でクオリティーの高い」(アイスマン福留さん)日本のアイスを広く発信したいという思いから企画。今回は、同協会メンバーがセレクトした23社112種をラインアップした。
商品は、凍らせた濃縮蜜とそれを削った氷を混ぜ合わせる「土佐かき氷」(高知・松崎氷菓、120円)、バニラや抹茶などのアイスをカステラに挟む「長崎カステラアイス」(長崎・ニューヨーク堂、324円)、無添加の「VANAGA」シリーズ(島根・木次乳業、335円)、昨年発売した新作「コザクラインコアイス」など全6種をそろえる「インコアイス」(兵庫・とりみカフェ、324円~)など。栃木の乳飲料「レモン牛乳」のアイスクリーム(フタバ食品、140円)は食べ歩きもできるようにソフトクリームタイプで用意した。
佐賀のご当地アイス「ブラックモンブラン」(竹下製菓、108円)など地方のコンビニで売られているアイスや、純米吟醸酒にイチゴを漬けて作ったサングリアのアイス(東京・酒々の実、600円、アルコール度数5%)、喜界島産の白ごまジェラートにホワイトチョコときな粉をトッピングしたハート型の「喜界島産白ごまきなこ」(鹿児島・奄美ジェラート、400円)などユニークな商品もそろう。広島・マツダスタジアムのみで販売している「カープジェラート」(瀬戸田ドルチェ、270円)も登場。
表参道のアントルメグラッセと生グラス(生アイス)専門店「GLACIEL」(神宮前5)シェフパティシエ江森宏之さん監修のソフトクリーム(400円)は同イベント限定商品で、主に北海道・山北牧場から毎日直送されるジャージー牛乳を使う。価格は「もも太郎」(新潟・第一食品)の54円から「手摘み一番茶抹茶アイスクリームプレミアム」(京都・北川半兵衛)の2,000円まで。アイス購入客の中で希望する人は、スイーツ好きの男子たち「甘党男子」がアイスを食べさせる「あ~ん■(=ハートマーク)すくりーむ」も体験できる。
場内では、BGMで流れる「アイスクリームのうた」を歌うシンガー・ソングライター「せりかな」さんのミニライブ、「GLACIEL」シェフパティシエ江森宏之さんのトークショーなども実施。ドバイで販売されている「世界一高い」アイスクリーム「ブラック・ダイヤモンド」(10万円ほど)の伊ブランド「ベルサーチ」製カップ&スプーンなど、コレクターが集めた市販アイスのパッケージ約1500点も並べる。
アイスマン福留さんは「アイスは小さい子からお年寄りまで楽しめる」と言い、「場内イベントなども含めて楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。同イベントホームページでは商品ラインアップを紹介していため「ある程度目星を付けて来場いただいたほうが会場で迷わないのでは」とも。
開催時間は11時~20時(最終日は18時まで)。福引1回付き入場料は800円(小学生以下無料)。今月6日まで。期間中は1万50000人~2万人ほどの来場を見込む。