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マルイジャム渋谷、「渋谷マルイ」にリニューアル 食品テナント新展開

マルイジャムからリニューアルする「渋谷マルイ」の外観イメージ

マルイジャムからリニューアルする「渋谷マルイ」の外観イメージ

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 マルイジャム渋谷(渋谷区神南1)が4月24日、「渋谷マルイ」としてリニューアルオープンする。

ポップコーンショップなどが出店する1階エントランスのイメージ

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 丸井グループ(中野区)は、ヤング向けのアパレルを中心とした店づくりを行ってきたが、少子高齢化やファストファッションの台頭などからアパレルの売り上げが苦戦。男女や年代、国籍問わず幅広いニーズに応えるため、雑貨やカフェ、飲食店などサービステナントの拡充を図り、マルイジャム渋谷(以下ジャム)とマルイシティ渋谷(以下シティ)の大規模改装を約10年ぶりに行うことを明らかにしていた。

 ジャムの店舗面積は1階~8階の8フロア計約4400平方メートル。各フロアのエレベーター前に設けるパブリックスペースは、フロアごとに異なるデザインに仕上げる予定。4階には女性向けのパウダールームも設置。5階と8階には常設のイベントスペースをつくる。

 テナント数は37店で、シティから移転するショップもある。イベントスペースを含め17店が新ショップとなる。導入階となる1階は幅広い客層に向けたフロアに変更し、ファッション雑貨をはじめ、利用客から要望が多かったという食品テナントも誘致。出店するのは、低アレルギーをコンセプトにしたフィリピン発コスメティックブランド「VMVハイポアレルジェニクス」の日本1号店、大阪発グルメポップコーン専門店「バターポップコーン」、スティックジェラート専門店「BUON’AMORE(ブオンアモーレ)」、グラノーラ専門店による「グラノーラパフェ」専門店「GLABAR(グラバー)」など。

 2階~4階はレディスシューズ・ファッション・ファッション雑貨、5階は化粧品・シューズ・眼鏡を、それぞれ展開。6階はメンズフロアで、「コムサコミューン」「バーバリー・ブラックレーベル」「サマンサキングズ」などがシティから移転する。

 7階は100円ショップ「セリア」。最上階の8階は情報発信フロア「シブマル8(エイト)」。イベントスペースを新設するほか、ゲーム・アニメ関連グッズの通販ショップ「キャラクターステーション」初の実店舗、シルバーアクセサリーブランド「アルテミスキングス」初の直営店などが出店する。

 同館は改装を進めながら営業している。

 シティは、丸井グループのエイムクリエイツが手掛けるショッピングセンター「モディ」の旗艦店「渋谷モディ」に業態転換する。店舗面積は地下1階~9階の10フロア計約9100平方メートル。店舗数は約60店。核となるテナントとして、書籍と音楽を融合したHMVの複合店舗「HMV&BOOKS TOKYO」が出店することが決まっている。今月19日に全館一時休館する。

 丸井グループは1958(昭和33)年に渋谷店(現マルイジャム渋谷)を開業し、1976(昭和51)年に現在のマルイシティ渋谷の前身となるインテリア中心の館を出店。1985(昭和60)年に複数のビルを統合し現在の建物に増床すると共に「渋谷店本館」と改め、渋谷店は「丸井渋谷店ヤング館」に変更した。1998年に本館は「マルイシティ渋谷」に、2004年にヤング館は「マルイジャム渋谷」となった。かねては1991年にインザルームとして出店し、1998年に改めた「マルイワン渋谷」(2004年閉店、現・渋谷シダックスビレッジクラブ)も営業していた。

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