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渋谷で「小ネタ」テーマにトーク 4月8日を「小ネタの日」に制定

4月8日は「小ネタの日」。写真は記念日認定登録セレモニーの様子

4月8日は「小ネタの日」。写真は記念日認定登録セレモニーの様子

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階「8/COURT」で4月8日、トークイベント「春の小ネタまつり」が開催された。主催は、みんなの経済新聞ネットワーク(以下、みん経)とシブヤ経済新聞。

街中で見つけた味わいのある表記を紹介した渡辺祐さん

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 1月にお台場・東京カルチャーカルチャーで開いた同様のイベント「小ネタ大会議」に続く2回目。街の小ネタを配信するみん経が、ネット上を駆け巡るちょっとした話題=「小ネタ」をテーマに企画した。

 みん経では、「ジワジワ(4848)と心に来る」の語呂合わせから4月8日を「小ネタの日」に制定。当日は日本記念日協会代表理事・加瀬清志さんも来場し、みん経の西樹代表に登録証を手渡した。

 ステージでは、みん経の記者やフリーライター、エディター・ライター・パーソナリティーの渡辺祐さん、「顔ハメニスト」として知られる塩谷朋之さんらが次々と登壇し「小ネタ」を披露した。

 トップバッターの西宮経済新聞・前田昌宏さんは国宝の「姫路城」の別名「白鷺城」の呼び方に関する「小ネタ」を、続くライター・ひにしあいさんは「自分の中から見付けたちょっとした気付き」を実践した結果を、それぞれ紹介。

 「小ネタは日々いろいろなところにある」と話した渡辺さんは、「音引きに気を付けろ」と題し「チャハーン(=チャーハン)」など街中で見つけた味わいのある表記を紹介。「世の中には楽しい案件が埋もれているので文字があったら必ず読んでいこう、と強く言いたい」と呼び掛けた。

 ライターでカメラマンのやきそばかおるさんは「煮卵愛好家」のえるあきさんと共に登場。えるあきさんが推薦する煮卵のおいしいラーメン屋店やこだわりの食べ方などを紹介した。

 会社勤めをしながら休日を活用して顔ハメパネルの撮影を続けている塩谷さん。12年間で2100枚くらい撮影した中から、顔ではなく口の部分に穴を開けた「妖怪ウォッチ」のジバニャン、長い首の部分に穴を開けたアルパカやゴジラなど「人間以外のモチーフを顔ハメパネルにするのは難しい」例を紹介。写真を撮影する際に気を付けている点として「体が出ないように」「板が主役で自分を主張しないように」していることなどを挙げた。

 みん経は同日、新たなウェブサイト「みんなの小ネタ」を開設した。各地のみん経の記者や外部ライターなどがオリジナルの小ネタを配信していく。当日は、同サイトで弘前経済新聞が紹介したご当地菓子パン「イギリストースト」を製造販売する工藤パン(青森市)の平井一史さんも駆け付け、商品を披露した。

 「誰もが『おーっ』て思うことではないようなこと、小さいことを一生懸命調べたり集めたりしていると、どんどん面白くなっていく。小ネタ業界を世の中に広めていきたい」と渡辺さん。「みん経も同じで、街に落ちているちょっとしたネタを取材して記事にすることで面白い情報になっている」とも。

 みん経の西代表は「『小ネタ』というゆるいテーマでイベントが成り立つのかと不安もあったが、定員を上回る100人以上の方に集まっていただきホッとした。今後も、小ネタの持つ魅力や奥深さなどをアピールしていきたい」とイベントの継続に意欲を見せる。

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